[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" bordercolor="#3d7a24" color="#3d7a24" bgcolor="#edf7e6"]

  • ミニトマトの収穫量を左右する土づくりの具体的な方法
  • 失敗しないための場所選びと連作障害の対策
  • いい苗の見分け方と植え付けのベストタイミング [/st-mybox]

「トマトって買ってきた苗をそのまま植えればいいんじゃないの?」と思っていませんか?実はその前にやっておくべきことがいくつかあって、それをやるかやらないかで、夏の収穫量がびっくりするくらい変わってきます。

私自身、家庭菜園を長年やってきて、最初の頃は「なんでうまく育たないんだろう…」と悩んだ時期がありました。でも、今日お話しする3つのポイントを意識するようになってから、ミニトマトがほんとうによく実るようになりました。

初心者の方にもわかりやすくお話しするので、ぜひ最後まで読んでいってください。


①土づくりを絶対に手を抜かない

ミニトマトは「土」で8割決まります。

これ、大げさじゃなくてほんとうの話です。どんなにいい苗を買ってきても、土がダメだと育ちません。逆に言うと、土さえしっかり準備できていれば、あとは多少手を抜いても元気に育ってくれるんです。

なぜ土づくりが大事なの?

トマトは、実はかなり根っこを深く張る野菜です。地植えの場合、条件がよければ根が1メートル以上伸びることもあります。その根っこが、土の中の水分や栄養をぐんぐん吸い上げることで、あの甘くてみずみずしい実をつけてくれるわけです。

つまり、根っこが気持ちよく伸びられる土を作ってあげることが、おいしいミニトマトへの一番の近道なんです。

逆に、土が固かったり、水はけが悪かったり、酸性が強すぎたりすると、根っこがうまく育てません。根が育たないと、当然、地上部も育ちません。葉っぱが黄色くなったり、花が落ちたり、実がつかなかったりという症状が出てきます。

[st-kaiwa2 r]土づくりって、植える直前にやればいいんじゃないですか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]それが実は大きな落とし穴なんです。植え付けの2〜3週間前には作業を終わらせておくのが鉄則です。前日や当日に慌てて土を作っても、土と肥料がなじんでいないので効果が半減してしまいます。[/st-kaiwa1]

具体的に何をすればいいの?

① 深く耕す(最低でも30cm以上

スコップを使って、できれば40〜50cmくらいは掘り起こしてほしいです。「そんなに深く?」と思うかもしれませんが、これをやるのとやらないのとでは根の張り方がまったく違います。土を掘り返すことで空気も入って、根っこが伸びやすい環境になります。

固い土の塊があったら砕いて、小石や草の根っこも取り除いておきましょう。

② 苦土石灰で酸度を調整する

日本の土は雨が多い影響で、放っておくと酸性に傾きやすいんです。トマトはpH6.0〜6.5くらいの「弱酸性〜中性」の土を好みます。酸性が強いと、肥料の成分がうまく吸収できなくなってしまいます。

1平方メートルあたり100〜150gくらいの苦土石灰を撒いて、土によく混ぜ込んでおきましょう。

③ 堆肥と元肥を入れる

堆肥(牛ふん堆肥や腐葉土など)を1平方メートルあたり2〜3kgほど混ぜ込むと、土がふかふかになって保水性と排水性のバランスがよくなります。

元肥(もとごえ)は、緩効性の化成肥料がおすすめです。最初からゆっくり効く肥料を入れておくことで、苗が根付いてからしっかり栄養を吸えるようになります。

[st-kaiwa2 r]肥料はたくさん入れるほど育ちがよくなりそうですが…[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]それは要注意です!トマトは肥料を与えすぎると「つるぼけ」といって、葉っぱばかり茂って実がつかなくなります。特に窒素肥料は入れすぎ注意。パッケージに書いてある量を必ず守ってください。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2 r]土づくりって、なんだか面倒くさそうですね…[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]気持ちはすごくわかります!でもここさえしっかりやっておけば、あとの管理がすごく楽になるんですよ。私も最初の頃は「苗を買ったらすぐ植えたい!」という気持ちで、土づくりをさっとしかやらなかったんです。そしたら夏になっても実がほとんどつかなくて、悲しい思いをしました。それ以来、土づくりだけは絶対に手を抜かないようにしています。焦らず丁寧に準備してみてください。[/st-kaiwa1]

おすすめの元肥・堆肥


②植える場所の「日当たり」と「連作」に気をつける

ミニトマトは「日当たり最優先」&「同じ場所に植え続けない」が鉄則です。

日当たりについて

ミニトマトは、野菜の中でもとくに日光が大好きな植物です。1日に6時間以上、できれば8時間以上の直射日光が当たる場所を選んでください。

「午前中だけ日が当たる場所でも大丈夫ですか?」とよく聞かれるんですが、正直、午前中だけだとちょっと厳しいです。日照不足になると、茎が細くひょろひょろと伸びてしまったり(これを「徒長(とちょう)」と言います)、花の数が少なくなったり、実がつきにくくなったりします。また、日当たりが悪いと湿気がこもりやすくなって、病気も出やすくなります。

[st-kaiwa2 r]庭が狭くて、どうしても日当たりが確保できない場合はどうすればいいですか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]そういう場合は、少しでも日が当たる時間が長い場所を選ぶか、鉢植えで日当たりのいい場所に移動できるようにするのも一つの方法です。また、風通しも忘れずに。ミニトマトは風通しが悪いと葉かび病やうどんこ病などのカビ系の病気にかかりやすくなります。なるべく風がよく通る場所を選ぶか、株間を広めに取ってあげることが大切です。[/st-kaiwa1]

連作障害について

これ、家庭菜園をやっている方が一番やりがちな失敗のひとつです。

連作(れんさく)とは、同じ場所に毎年同じ科の野菜を植え続けることです。トマトはナス科の野菜で、ナスやピーマン、じゃがいも、パプリカも同じナス科です。

[st-kaiwa2 r]去年も同じ場所に植えてたけど、大丈夫でしたよ?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]連作障害はすぐには出ないこともあります。2年目、3年目とだんだん症状が出てくることが多いので、「今年大丈夫だったから来年も大丈夫」とは思わないでください。トマトの場合、同じ場所には最低でも3〜4年は植えないようにしましょう。できれば5年空けると安心です。[/st-kaiwa1]

「庭が狭くて、ローテーションできない…」という方の対策としては、

  • 土を全部入れ替える(コストはかかりますが効果的です)
  • 接ぎ木苗(つぎきなえ)を使う(連作障害に強い台木を使った苗で、少し値段は高いですが育てやすいです)

という方法があります。

[st-kaiwa2 r]連作障害ってそんなに怖いんですね…実体験はありますか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]ありますよ!「同じ場所の方が管理しやすいし…」と思って、3年連続で同じ場所にトマトを植えたら、4年目に急に葉っぱが黄色くなって、実もほとんどつかなくなってしまいました。それ以来、ちゃんとローテーションするようにしています。場所の記録をスマホのメモ帳に残しておくだけでもかなり違いますよ。「今年ここにトマトを植えた」って残しておくのがおすすめです![/st-kaiwa1]


③苗選びと植え付けのタイミングを間違えない

「いい苗」を「正しい時期」に植えることが、失敗しない一番の近道です。

いい苗の選び方

ホームセンターや園芸店に行くと、ミニトマトの苗がたくさん並んでいますよね。どれを選べばいいか迷ったことはありませんか?実は、苗の選び方にもちゃんとポイントがあります。

〇 こんな苗を選ぼう!

  • 茎が太くてしっかりしている → 細くてひょろっとした苗より、茎がしっかり太い苗の方が丈夫で育ちやすい
  • 葉の色が濃い緑色をしている → 黄緑色や黄色がかった葉っぱは栄養不足のサイン
  • 節間(葉と葉の間隔)が短い → 節間が短くこんもりとまとまっている苗は、日当たりのいい環境で育った証拠
  • 花芽や蕾がついている → すでに花芽がついている苗は、植え付けてからの成長が早くておすすめ
  • 根っこがポットの穴からはみ出していない → はみ出しているものは根詰まりしている可能性あり

✕ こんな苗は避けよう!

  • 葉っぱに変色や斑点がある(病気の可能性)
  • 虫がついている(アブラムシなど)
  • 茎がひょろひょろ伸びている(徒長している)
  • ポットの土が乾ききっている(水管理が雑なお店の苗は避けた方が無難)

[st-kaiwa2 r]同じ値段でも、苗の状態ってそんなに違うものなんですか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]かなり違いますよ!苗を選ぶときは、ちょっと時間をかけて一つ一つよく見てみてください。同じ値段でも、苗の状態は並んでいる場所や管理のされ方で全然違うことがあります。特に「茎の太さ」と「葉の色の濃さ」は必ずチェックしてほしいポイントです。[/st-kaiwa1]

植え付けのタイミング

これが本当に大事です。早すぎても遅すぎてもダメなんです。

ミニトマトは寒さにとても弱い植物です。気温が低い時期に植えてしまうと、苗がダメージを受けて枯れてしまったり、成長が止まってしまったりします。

目安として、最低気温が安定して10℃を下回らなくなってから植えましょう。

地域によって違いますが、関東あたりだとゴールデンウィーク前後(4月下旬〜5月上旬)が植え付けの目安です。ホームセンターに苗が並び始めると「あ、もう植えていいんだ!」と思いがちですが、店頭に苗が出るタイミングと、実際に安全に植えられるタイミングは微妙にズレていることがあります。

[st-kaiwa2 r]植え付けは何時ごろにやるのがいいですか?晴れた日の昼間がいいかと思っていました。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]実は逆なんです。植え付けは曇りの日や夕方がおすすめです。晴れた日の昼間に植えると、苗が強い日差しと乾燥でダメージを受けやすいんですよ。植え付けた直後の苗はまだ根が張っていないので、なるべく穏やかな条件のときに植えてあげましょう。[/st-kaiwa1]

植え付けのときのひと工夫:深植え

せっかくなので、植え付けの際にぜひやってほしいひと工夫をお伝えします。「深植え(ふかうえ)」という方法です。

通常の植え方より少し深く植えることで、埋まった茎の部分からも根っこが出てきて、株全体がより安定してしっかり育つんです。ポットから取り出した苗の、茎の下の方(葉が2〜3枚分くらい)を土に埋めるイメージで植えてみてください。

植え付けた後は、たっぷりと水をあげてください。この最初の水やりは、土と根っこをなじませるためにとても重要です。水をケチらず、株元にしっかりと与えましょう。

[st-kaiwa2 r]「早く植えたい気持ち」をどう抑えればいいんでしょう(笑)[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]その気持ち、すごくわかります!春になってホームセンターに苗が並ぶと、テンションが上がって「今すぐ植えたい!」となりますよね。私も何度か我慢できずに早植えして、霜にやられて苗をダメにしたことがあります(笑)。それ以来、天気予報をしっかり確認して、「最低気温10℃以上が続く」のを確認してから植えるようにしています。焦らず、苗が喜ぶタイミングで植えてあげましょう![/st-kaiwa1]


まとめ

今日は「ミニトマトを植える前に必ずやってほしいこと・気をつけてほしいこと」として、3つのポイントをお話しました。おさらいしましょう!

[st-step step_no="1"] 土づくりを手を抜かない

植え付けの2〜3週間前に、深く耕して、苦土石灰で酸度調整、堆肥と元肥を忘れずに。 [/st-step]

[st-step step_no="2"] 日当たりと連作に気をつける

1日6時間以上日が当たる場所を選んで、同じ場所には3〜4年はトマトを植えないこと。 [/st-step]

[st-step step_no="3"] いい苗を正しいタイミングで植える

茎が太くてしっかりした苗を選んで、最低気温が10℃を下回らなくなってから植えること。 [/st-step]

この3つをしっかり押さえておくだけで、夏のミニトマトの収穫がぐっと変わってきます。「去年うまく育たなかったんだよな…」という方も、ぜひ今年はこのポイントを意識して挑戦してみてください!


おすすめの培養土・元肥


https://youtu.be/3PXQnyuR-i4


🌱 あわせて読みたい