[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" bordercolor="#3d7a24" color="#3d7a24" bgcolor="#edf7e6"]
- スイカの甘さを引き出す「コンパニオンプランツ」とは何か
- ネギ・バジル・マリーゴールドそれぞれの効果と正しい植え方
- 農薬を使わずにスイカを病気・害虫・センチュウから守る方法 [/st-mybox]

スイカを育てていて「一生懸命水やりや肥料をあげたのに、なんか甘みが薄い…」という経験はありませんか?

実は、スイカの甘さは肥料や水やりだけでなく、「何を隣に植えるか」でもぜんぜん変わってくるんです。

これをコンパニオンプランツといいます。うまく組み合わせることで、病気や害虫への抵抗力が上がったり、土の中の環境が整ったりして、結果としてスイカが甘く育ちやすくなるんです。


今回は、スイカと相性抜群のコンパニオンプランツを3つ厳選してご紹介します。どれもホームセンターで手軽に手に入るものばかりですので、ぜひ今シーズンから取り入れてみてください!


①ネギ類|根に共生する菌がスイカの大敵「つる割れ病」を防ぐ

まず最初にお伝えしたいのは、スイカの根元近くにネギ類を植えると、土の中の病原菌を抑えてくれるということです。
なぜネギがスイカを守れるのか

スイカが甘くなるためには、根がしっかりと健康に育っていることが絶対条件です。どんなに良い肥料をあげても、根がダメになってしまったら糖分を果実に送り込む力がなくなってしまいます。
その根を守ってくれるのがネギです。ネギの根っこには「拮抗菌(きっこうきん)」と呼ばれる菌が共生していて、この菌がスイカの大敵であるつる割れ病の原因菌(フザリウム)の増殖を抑えてくれます。

[st-kaiwa2 r]つる割れ病ってどんな病気なんですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]土の中にいる「フザリウム」という菌が引き起こす病気で、スイカのつるが急にしおれてきて最終的に枯れてしまいます。一度かかると治療が難しく、最悪その年の収穫が全滅することもある、なかなか恐ろしい病気なんです。[/st-kaiwa1]

ネギの拮抗菌は根と根がふれあうことで効果が出ます。ですから、スイカの苗を定植するときにすぐ隣にネギも一緒に植えてあげるのが最大のポイントです。

具体的な植え方

おすすめのネギは「長ネギ」か「わけぎ」です。やり方はシンプルで、スイカの苗を植える穴にネギを2〜3本いっしょに入れてあげるだけ。

[st-kaiwa2 r]買ってきたネギの根っこ部分でも使えますか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]もちろんです!スーパーで買ったネギの根っこ部分を使うこともできますよ。費用がほぼゼロになりますし、ネギは日当たりが少し悪くても育ちますので、スイカの葉の陰になる場所でも問題なく共存できます。[/st-kaiwa1]

ひとつ注意点として、ネギをあまり大量に植えすぎると根同士が競合してしまうことがあります。スイカ1株に対してネギ2〜4本程度を目安にしてください。

病気を防いで根を健康に保つことが、スイカを甘くするための第一歩です。ぜひ試してみてください!
②バジル|独特の香りで害虫をブロックし、光合成を守る

2つ目のコンパニオンプランツは「バジル」です。バジルをスイカの近くに植えると、害虫を遠ざけてスイカの光合成を助け、糖分の蓄積を促してくれます。
バジルがスイカの甘さに関係する理由

甘いスイカを作るには、葉っぱがしっかり光合成をして糖分を果実にため込む力が必要です。でもアブラムシやコナジラミといった害虫が葉についてしまうと、光合成の効率がガクッと落ちてしまいます。さらにアブラムシはウイルス病を媒介することもあって、スイカにとってとっても厄介な存在なんです。

バジルには独特の強い香りがありますよね。あの香りが害虫を「ここは居心地が悪いな」と感じさせて、寄り付かなくさせる効果があります。農薬を使わなくても、自然の香りで防虫ができるというのは、家庭菜園にとってとってもうれしいことです。

[st-kaiwa2 r]バジルで虫がいなくなるって、本当に効果があるんですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]はい!さらにバジルは「益虫」と呼ばれる、害虫を食べてくれる虫を呼び寄せる効果もあります。アブラムシの天敵であるテントウムシなどが集まりやすくなって、畑全体が自然のバランスで守られるイメージです。[/st-kaiwa1]

具体的な植え方

バジルはホームセンターで苗が安く手に入りますし、種からでも育てやすい植物です。スイカ1株に対して1〜2株のバジルを、30〜50cm程度離れた場所に植えてあげましょう。
あまり近すぎるとスイカの根の張りを邪魔してしまうことがあるので、少し間隔をあけるのがポイントです。スイカのつるが伸びる方向とは逆側に植えてあげると、お互いに日当たりを確保しやすくなります。

[st-kaiwa2 r]バジルの管理で気をつけることはありますか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]梅雨前後くらいから花を咲かせようとしますが、花が咲くと香りが弱まって防虫効果が落ちてしまいます。こまめに花芽を摘み取ってあげると香りが長持ちしますよ。そして収穫したバジルはキッチンでそのまま料理に使えますので、一石二鳥![/st-kaiwa1]

害虫から葉を守ることで、スイカはのびのびと光合成をして、しっかり甘さをためてくれます。ぜひネギと一緒にバジルも活用してみてください!
おすすめのバジルの種
③マリーゴールド|土の中のセンチュウを抑制して糖度を底上げする

3つ目は「マリーゴールド」です。

マリーゴールドはスイカの周りに植えることで、土の中のセンチュウ(線虫)を抑制し、根の吸収力を高めて甘さを底上げする効果があります。
センチュウとはどんな存在か

「センチュウ」は土の中に住んでいる目に見えないほど小さな生き物で、植物の根に侵入して根をボコボコに傷つけてしまいます。根が傷つくと水分や養分をうまく吸えなくなりますし、特にスイカは根が傷むと果実の糖度がてきめんに落ちてしまいます。


[st-kaiwa2 r]センチュウって目に見えないんですか?農薬で対策するしかないんでしょうか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]はい、肉眼ではほぼ見えません。でもマリーゴールドを使えば農薬なしで対策できるんです!マリーゴールドの根っこから「チオフェン」という物質が分泌されていて、これがセンチュウに強い忌避効果を持っています。センチュウが「ここはヤバい」と感じて近寄らなくなるんですね。[/st-kaiwa1]


しかもマリーゴールドは鮮やかなオレンジや黄色の花を咲かせてくれますので、菜園が一気に華やかになります。虫除けしながら見た目も楽しめる、まさに最高の組み合わせです!
具体的な植え方

マリーゴールドには「フレンチ種」と「アフリカン種」の2種類があります。センチュウ対策に特に効果が高いのは「フレンチマリーゴールド」と言われています。ホームセンターで普通に売っていますし、種からでもすごく育てやすいです。

植える場所はスイカの畝の周囲や、畝と畝の間がおすすめです。スペースが限られていれば3〜4株でも十分効果が期待できます。

スイカを定植するタイミング、またはそれより少し早めに植えておくと土の中への効果が早く出はじめますよ。
[st-kaiwa2 r]シーズンが終わったらマリーゴールドはどうすればいいですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]花が咲いたら早めに「花がら摘み」をしてあげると次々と新しい花が咲いて長く楽しめます。シーズンが終わったらそのまま土に鋤き込んであげると、翌年以降の土壌改良にもつながりますよ![/st-kaiwa1]


おすすめのフレンチマリーゴールドの種
まとめ|3つ揃えばスイカが甘く育つ環境が整う

[st-mybox title="今日のまとめ" fontawesome="fa-check-circle" bordercolor="#3d7a24" color="#3d7a24" bgcolor="#edf7e6"]
- ネギ類:根に共生する拮抗菌がつる割れ病の原因菌を抑えて、スイカの根を健康に守る
- バジル:独特の香りで害虫を遠ざけ、葉の光合成を助けることでスイカの甘さにつながる
- マリーゴールド:根から出るチオフェンがセンチュウを抑制し、根の吸収力を高めて糖度を底上げ [/st-mybox]
[st-step step_no="1"]スイカの苗の根元にネギを2〜3本一緒に植える[/st-step]
[st-step step_no="2"]スイカから30〜50cm離れた場所にバジルを1〜2株植える[/st-step]
[st-step step_no="3"]スイカの畝の周囲にフレンチマリーゴールドを3〜4株植える[/st-step]
どれもホームセンターで簡単に手に入りますし、特別な手間もかかりません。今年スイカを育てようとしている方は、ぜひこの3つのうち1つでも取り入れてみてください。

コンパニオンプランツは農薬に頼らない自然な方法で野菜を元気にしてくれる、家庭菜園にとってすごく頼もしい味方です。使いこなせるようになると、菜園全体がグッとパワーアップしますよ!
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