[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 土に残った小さなじゃがいもの放置がNGな理由
  • 収穫後の土に起きている肥料の偏りとリセット方法
  • カルスNC-R+米ぬかでできる最高の土作り
  • じゃがいもの後に植えてはいけない「連作障害」の落とし穴
  • 後作においすすめなウリ科・マメ科の野菜

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▶ 動画で見たい方はこちら(この記事と同じ内容を動画で解説しています)

じゃがいもの収穫って、何度やっても嬉しいですよね。土を掘り返して、ゴロゴロとじゃがいもが出てきた瞬間、思わずガッツポーズしたくなります。

でも、じゃがいもを収穫した「その後」、どうしていますか?

「収穫したから、あとは次の野菜を植えるだけ!」と思っていませんか?じつはそこに、大きな落とし穴が隠れていることが多いんです。じゃがいもの収穫後にやってしまいがちな「絶対にNGな行動」と、知っておかないと次の野菜作りが失敗してしまう「注意点」がいくつかあります。

今日は、その失敗を防ぐために知っておいてほしいことを3つのポイントに分けて解説します。この3つを押さえておくだけで、次に育てる野菜が見違えるほど元気に育つようになりますよ。

ポイント① 掘り残しは厳禁!小さなじゃがいもも絶対に取り切ろう

最初のポイントは、意外と見落としがちな「土の中に小さなじゃがいもを残してはいけない」ということです。

じゃがいもを掘っていると、ビー玉くらいの、小指の先くらいの、本当に小さなじゃがいもが必ず出てきますよね。食べるには小さすぎるし、「まあいいか、土の肥料になるだろう」とそのまま埋め戻してしまう方も多いと思います。

でも、これが実は「絶対にやってはいけないこと」なんです。

[st-kaiwa2 r]小さすぎて食べられないし、土に返せばいいかなと思っていました…[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]土の中に残された小さなじゃがいもは、春になって気温が上がってくると、ちゃんと芽を出してくるんです。じゃがいもは生命力が強い野菜で、小さな芋のかけらからでも新しい芽が出てしまいます。[/st-kaiwa1]

では、芽が出てきたらどうなるかというと……次に植えた野菜のそばから、見覚えのない葉っぱが生えてきます。最初は「なんだろう、雑草かな?」と思うかもしれませんが、それが去年植えたじゃがいもの生き残りです。

これが地味に厄介で、育てたい野菜の根のそばで勝手に育ちはじめると、養分を奪われたり、根の伸びる場所を邪魔されたりして、本来育てたい野菜の成長を妨げることになります。

[st-kaiwa2 r]病気の観点でも問題があるって聞いたことがあります。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]その通りです!じゃがいもは「疫病」や「そうか病」など、土の中に病原菌が残りやすい野菜でもあります。病気に感染したじゃがいもが土の中に残っていると、その菌が次の作物にも影響を与えることがあります。だから、掘り残しは雑草化・養分の競合・病気の温床の3つのリスクがあるんです。[/st-kaiwa1]

収穫の時はスコップで掘るだけじゃなく、手で土をサラサラとほぐして宝探しをするような感覚でやってみてください。意外とたくさん見つかりますよ。収穫の時の「もう一手間」が、その後の野菜作りをぐっと楽にしてくれます。

ポイント② 肥料の偏りをリセット!土をしっかりと混ぜ合わせよう

続いて2つ目のポイントです。じゃがいもを収穫したあとの土は、そのままにしておいてはいけません。なぜなら、「土の中の肥料が偏った状態になっている」からです。

じゃがいもを育てている間、最初に元肥を入れて、途中で追肥もしましたよね。追肥は株と株の間に肥料を置く形でやることが多いですが、このやり方だと「肥料がある場所」と「肥料がない場所」が畑の中にムラができてしまいます。

[st-kaiwa2 r]同じ畝に植えたのに、こっちはよく育ってこっちはダメ、という経験があります![/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]原因のひとつがまさにそれです。だから、じゃがいもを掘り終えたあとは、スコップやクワを使って、畑全体をしっかりと耕して混ぜ合わせてあげてください。上と下をよく混ぜることで、肥料成分がまんべんなく全体に行き渡るようになります。[/st-kaiwa1]

そして、ここが超重要なポイントです!収穫した後に残るじゃがいもの葉っぱや茎などの「残渣(ざんさ)」を活用して、最高の土作りができます。

やり方は3ステップです。

  1. 残渣を細かく刻んで、通路などの土の上に置く
  2. 「米ぬか」と「カルスNC-R」をパラパラとまく
  3. 上から土をかぶせて、たっぷりの水をかける

カルスNC-Rというのは微生物の働きを活性化させる土壌改良資材で、ホームセンターやネットで手に入ります。水をしっかり与えることで微生物が活発に動いて、残渣をどんどん分解してくれます。ゆっくりじっくり分解が進んで、次の作付けまでにフカフカの有機物たっぷりの最高の土が出来上がりますよ。

[st-kaiwa2 r]水はどれくらい与えればいいですか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]「これで大丈夫かな?」と思うくらいしっかり濡らしてあげてください。乾燥した状態だと微生物が動けないので、分解が進みません。土全体がしっとり湿っている状態が理想です。[/st-kaiwa1]

おすすめの土壌改良資材

「じゃがいもの後は土をしっかり混ぜる、残渣は捨てずに土作りに活用する」、この2つをセットで覚えておいてくださいね。

ポイント③ 後作の野菜選びが超重要!「連作障害」に要注意

最後の3つ目のポイントです。ここが一番間違えやすくて、かつ一番大切かもしれません。じゃがいもの後に「何を植えるか」という、後作の野菜選びについてです。

そのキーワードが「連作障害(れんさくしょうがい)」です。連作障害とは、同じ科の植物を同じ場所で続けて育てると、病気になりやすくなったり、育ちが悪くなったりする現象のことです。

じゃがいもの後に植えてはいけない野菜

[st-kaiwa2 r]じゃがいもの後にはどんな野菜を植えてはいけないんですか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]まず「ナス科の野菜全般」です。「えっ、じゃがいもってナス科なの?」と驚く方も多いんですが、じゃがいもはナス科の植物なんです。次に同じナス科を植えると連作障害のリスクがとても高くなります。トマト、ナス、ピーマン、唐辛子、パプリカはすべてナス科なので、じゃがいもの後には植えないようにしてください。[/st-kaiwa1]

同じ科の植物は同じような栄養素を土から吸収するため、特定の栄養素だけが減ってしまいます。また、同じ科の植物に感染しやすい病気の原因菌や害虫が土の中に蓄積してしまいます。

[st-kaiwa2 r]ほかにも避けたほうがいい野菜はありますか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]根菜類も避けたほうが無難です。大根やニンジン、カブなどですね。じゃがいもを育てた後の土は根が複雑に張り巡らされて固くなっていることが多く、根菜類の天敵「センチュウ」が増えやすい状態になっていることがあります。センチュウに食害されると、大根の根が二股に分かれたりでこぼこになったりして、品質が悪くなってしまいます。[/st-kaiwa1]

じゃがいもの後においすすめな野菜

では、じゃがいもの後には何を植えればいいのか、おすすめはウリ科とマメ科の野菜です。

ウリ科といえば、スイカ・キュウリ・ズッキーニ・かぼちゃ・メロンなどです。じゃがいもとは科が異なるので連作障害のリスクが低く、じゃがいもの後でも元気よく育ってくれます。

[st-kaiwa2 r]マメ科はどうして後作に向いているんですか?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]マメ科の植物には、根に「根粒菌(こんりゅうきん)」という菌が共生していて、空気中の窒素を土に固定してくれる働きがあります。つまり、マメ科を植えることで土に自然な形で窒素が補給されて、土が豊かになっていくんです。インゲン豆・枝豆・大豆などが代表的なマメ科野菜です。[/st-kaiwa1]

まとめると、じゃがいもの後はナス科・根菜類はNG、ウリ科・マメ科を選ぶと安心です。「ナス科はNG」というのだけでも絶対に覚えておいてくださいね。

まとめ

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[st-step step_no="1"]小さなじゃがいもも必ず掘り出す 土の中に残したじゃがいもは翌春に芽を出して、次の野菜の邪魔をします。収穫の時に丁寧に全部取り除いておきましょう。[/st-step]

[st-step step_no="2"]収穫後の土をしっかり混ぜ、残渣を土作りに活かす 肥料の偏りをなくして、残渣は米ぬかとカルスNC-Rで土に還しましょう。次の作付けまでに素晴らしい土が育ちます。[/st-step]

[st-step step_no="3"]後作の野菜はナス科を避け、ウリ科かマメ科を選ぶ 連作障害を防いで、次の野菜もしっかり成功させましょう。[/st-step]

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じゃがいもを収穫した後の「もうひと手間」が、次の野菜作りの大きな差につながります。今日お話ししたことを思い出しながら、畑のお手入れをしてみてくださいね。

[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]


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