[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 栄養を集中させるツル管理(子づる3〜4本)
- 確実に実をつける着果と人工授粉のコツ
- 甘さを引き上げる着果後の摘果・追肥・玉直し
- 収穫時期がわかる受粉日の記録のしかた
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今日のテーマはスイカ栽培。中でも一番大事な「6月の作業」についてお話しします。
結論から言いますね。スイカの味と品質は、6月のツル管理と着果作業でほぼ決まります。ここを丁寧にやるかどうかで、甘くて立派なスイカになるか、それとも「中身スカスカ・甘くない・形がいびつ」な残念スイカになるかが分かれてしまうんです。
でも安心してください。今日お話しする3つのポイントさえ押さえれば、初心者の方でもちゃんと美味しいスイカが収穫できます。

その3つがこちら。「①ツル管理」「②着果と人工授粉」「③着果したあとの管理」です。
[st-kaiwa2 r]6月って、そんなに大事な時期なんですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]そうなんです。スイカはこの6月のひと手間で、夏の甘さが決まります。難しく聞こえるかもしれませんが、ひとつずつやれば大丈夫。順番に分かりやすく解説していきますね。[/st-kaiwa1]
ポイント① ツル管理(整枝)

まず1つ目はツル管理です。結論から言うと、スイカは「子づるを3〜4本に絞って、放射状にきれいに広げる」。これが基本です。
なぜツルを絞る必要があるのか。理由はシンプルで、ツルを伸ばし放題にすると、株の栄養があちこちに分散してしまうからです。栄養が散らばると、一つひとつの実に届く力が弱くなって、小さくて甘くないスイカになってしまう。だから「数を絞って、残したツルにしっかり栄養を集める」。これがおいしいスイカの第一歩です。
具体的には、初心者の方には親づるを本葉5〜6枚のところで摘心(先っぽをチョキンと切る)する方法がおすすめです。こうすると子づるが元気に伸びてきます。

伸びてきた子づるの中から、勢いの良いものを3〜4本選び、残りは思い切ってカット。選んだ子づるは四方に放射状に広げ、ツル同士が重ならないように方向を整えます。
6月はツルがぐんぐん伸びる時期なので、放っておくとすぐにジャングル状態に。週に1〜2回はチェックして、伸びすぎた孫づる(子づるからさらに出る細いツル)を整理しましょう。ただし、実をつける場所の近くの葉は残してください。葉は光合成の工場なので、全部切ると逆効果です。
[st-kaiwa2 r]ツルが風でバタバタ動いてしまうのですが…[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]ツルの根元を地面に軽く固定してあげましょう。Uピンや土を軽くかけて押さえると安定します。風で根が傷んだりツルが折れたりするのを防げますよ。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 親づるは本葉5〜6枚で摘心、子づるを伸ばす
- 元気な子づるを3〜4本に絞り、放射状に広げる
- 孫づるは週1〜2回こまめに整理(実の近くの葉は残す)
- ツルの根元はUピンや土で固定して安定させる
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ポイント② 着果と人工授粉

2つ目は着果と人工授粉。ここがスイカ栽培の一番の山場です。結論から言うと、着果させるのは「子づるの2番目か3番目に咲いた雌花」、そして「人工授粉は晴れた日の午前中、できれば朝9時まで」。この2つが鉄則です。
なぜ最初の雌花を使わないのか。株元に近い1番花の実は、小さくて形も悪くなりやすいからです。ツルが充実してきた頃に咲く2番花・3番花(子づるの15〜20節目あたり)につけると、大きくて形の良いスイカになりやすいんですね。
雌花と雄花の見分け方はカンタンです。花の付け根を見て、小さなスイカの赤ちゃんみたいなふくらみがついている方が雌花、何もついていないのが雄花です。

人工授粉のやり方はこうです。まず雄花を一つ摘み取り、花びらを軽くめくって中の花粉をむき出しにします。あとは、その花粉を雌花の真ん中にポンポンと優しくこすりつけるだけ。6月は雨や虫の少なさで自然受粉が失敗しやすいので、自分の手で確実に受粉させるのが近道です。
タイミングが大事で、必ず晴れた日の朝、午前9時くらいまでに済ませてください。スイカの花粉は朝の早い時間が一番元気で、お昼を過ぎると成功率がガクッと下がります。
[st-kaiwa2 r]いつ収穫すればいいか、いつも分からなくなります…[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]受粉した日付を記録しておくのがおすすめです。雌花のそばに日付を書いた札をつけておけば、受粉後35〜45日(大玉なら45日前後)が食べ頃の目安。狙いを定めて収穫できますよ。[/st-kaiwa1]
受粉日の記録に便利な園芸ラベル
受粉した日付を書いて挿しておくだけで、収穫時期がひと目で分かります。雌花が複数あるときの「どれにいつ授粉したか」の管理にも便利です。
[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 着果は子づるの2番花・3番花を狙う(1番花は避ける)
- 雌花は付け根に小さな実のふくらみがある
- 人工授粉は晴れた日の朝9時まで・花粉をポンポン
- 受粉日を記録して収穫の目安(35〜45日)にする
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ポイント③ 着果したあとの管理

最後は着果したあとの管理です。受粉して終わりではありません。ここからの一手間が、甘さと品質を一段引き上げます。結論は「1本のツルに残す実は1〜2個まで」、そして「実がこぶし大になったら追肥」です。
まず摘果(実の間引き)から。受粉がうまくいくとピンポン玉くらいの実がいくつかつきますが、ここで欲張ってはいけません。たくさん実をつけると栄養が分散して、どれも中途半端な味に。形が良くて元気な実を1〜2個だけ残し、あとは小さいうちに摘み取ります。残す実は、軸がまっすぐで丸みがきれいなものを選んでください。

次に追肥です。実がこぶし大になってきたら肥料を追加する合図。ここから実が一気に大きくなる肥大期に入り、栄養をたっぷり欲しがります。
ただし肥料のあげすぎはNG。多すぎると「つるボケ」といって葉やツルばかり茂って実が太らなくなります。株元から少し離れた場所に規定量を守って、控えめスタートで様子を見ましょう。
甘く太らせる追肥にカリ肥料
実を甘く充実させたい肥大期には、カリ分を補える肥料が役立ちます。速効性なので、こぶし大になったタイミングの追肥にぴったりです。与えすぎには注意してくださいね。
そしてもう一つ、地味だけど大事なのが「玉直し」と「敷きわら」です。玉直しは実の向きをときどき変える作業。地面に接した面は色が白っぽくなったり形がいびつになったりするので、数日に一度くるんと向きを変えて全体に日を当てると、色も形もきれいに仕上がります。
実の下にはわらや専用マット(なければ発泡スチロール)を敷きましょう。土からの跳ね返りによる病気や、地面に直接触れての腐れを防げます。実が大きくなる前に敷いておくと安心です。水やりは、着果するまでは控えめ、肥大期に入ったら適度に。乾きすぎもやりすぎもよくないので、土の状態を見ながら調整してください。
[st-kaiwa2 r]敷きわらって、わら以外でも大丈夫ですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]大丈夫ですよ。専用の防草・敷きマットでもOKです。大事なのは「実を地面から浮かせて、跳ね返りと腐れを防ぐ」こと。これだけで仕上がりがぐっと良くなります。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 残す実は1本のツルに1〜2個まで(形の良いものを残す)
- こぶし大で追肥・あげすぎ「つるボケ」に注意
- 玉直しで色と形をきれいに仕上げる
- 敷きわらで病気・腐れを防ぐ・水やりはメリハリ
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まとめ

それでは今日のおさらいです。スイカの6月の作業、大切なポイントは3つでした。
[st-step step_no="1"]ツル管理(整枝)[/st-step] 親づるを摘心して、元気な子づるを3〜4本に絞り、放射状に広げる。
[st-step step_no="2"]着果と人工授粉[/st-step] 2番花・3番花を狙い、晴れた日の朝9時までに人工授粉。受粉日を記録する。
[st-step step_no="3"]着果したあとの管理[/st-step] 実は1〜2個に絞り、こぶし大で追肥。玉直しと敷きわらで仕上げる。
この3つを押さえれば、6月の作業はバッチリです。スイカの品質はこの6月で決まります。今日の作業を丁寧にやって、夏には甘くて立派なスイカを家族みんなで味わいましょう。
玉直し・敷きわらに便利な防草敷きマット
実の下に敷いておくだけで、土の跳ね返りや地面からの腐れを防げます。わらが手に入りにくいときの代わりにも便利です。
[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]
