[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • もう止めたい人向けの摘心(てきしん)のやり方
  • まだ穫りたい人向けの誘引(ゆういん)で逃がす方法
  • 収穫量を守る株全体の管理(追肥・水やり・葉かき・摘果)
  • 放置すると収穫が落ちる理由と「正解は一つじゃない」考え方

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今日は、この時期に本当に多い質問にお答えします。それが「トマトが支柱の高さを越えちゃったんですけど、これどうしたらいいですか?」というものです。

毎年この季節になると、トマトはグングン背が伸びて、気がつくと支柱のてっぺんを追い越して先っぽがフラフラ…という状態になりますよね。ここで何もせず放置すると、実は収穫量がガクッと落ちることがあるんです。

でも逆に言えば、支柱を越えたタイミングで正しく手を入れてあげれば、収穫はちゃんと伸びていきます。むしろここからが本番です。

トマトが支柱を越えたとき、やることは大きく3つ。「①摘心するか決める」「②止めないなら誘引で逃がす」「③越えたあとの株全体の管理」です。

[st-kaiwa2 r]どれを選ぶのが正解なんですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]実は正解は一つじゃないんです。「もう十分穫れたから終わりに向かいたい」人と「まだまだ穫りたい!」人とでは、やることが変わります。あなたの畑のスペースと、どれくらい穫りたいかで選んで大丈夫ですよ。[/st-kaiwa1]

ポイント① 成長を止める「摘心」をするか決める

まず1つ目。「もうこの辺で止めたいな」という方は、摘心をしてあげてください。摘心とは、一番上の伸びていく芽(生長点)を切り取って、上への成長をストップさせる作業です。

なぜ摘心するのか。理由は2つあります。1つ目は栄養を実に集中させるため。トマトは生長点が生きている限りずっと上へ伸びようとし、栄養を「背を伸ばすこと」に使ってしまいます。上を止めれば、その栄養が今ついている実に回り、一つひとつが大きく甘くなりやすいのです。2つ目は株が暴れず管理がラクになること。放置すると先がフラフラ倒れて葉や実と絡まり、風通しが悪くなって病気も出やすくなります。

やり方は簡単です。「ここで止めたい」という一番上の実の房(花房)の上に葉っぱを2枚だけ残して、その先をパチンと切る。これだけです。

[st-kaiwa2 r]なぜ葉を2枚も残すんですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]一番上の実に栄養を送る係の葉っぱが必要だからです。ギリギリで切るとてっぺんの実がうまく育たないことがあるので、「2枚残し」は覚えておいてくださいね。[/st-kaiwa1]

止める高さの目安は、大玉トマトなら5〜6段目の花房まで穫れれば十分立派です。お盆を過ぎると新しい実が色づくのに時間がかかるので、その辺を区切りにしてもいいですよ。自信がない初心者さんは、まずこの摘心から覚えるのが一番安心です。

[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • もう止めたい人は摘心で上への成長をストップ
  • 一番上の花房の上に葉を2枚残して切る
  • 栄養が実に集中し、株も暴れず管理がラクに
  • 大玉は5〜6段目が目安・初心者はまず摘心から

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ポイント② 止めないなら「誘引」で逃がす

続いて「いや、まだ穫りたいんだ!」という方向け。切らずに誘引で上手に逃がしてあげましょう。誘引とは、伸びた茎を支柱やひもに沿わせて、向きを変えながら育てる作業です。伸ばし続ければ新しい花房がどんどんついて、その先もずっと穫れていくので、長く楽しみたい人にはこちらが向いています。

逃がし方は3つあります。

① 斜めに誘引する まっすぐ上ではなく、茎を斜めに倒してお隣の支柱や横に張ったひもへ誘引します。まだ少し背を伸ばせる余裕が生まれます。初心者さんに一番おすすめで、カンタンで失敗しにくい方法です。

② 横に這わせる 支柱の上のほうで茎を横向きに倒し、横方向に渡したひもや支柱に沿わせます。トンネルのような形をイメージしてください。

③ つる下ろし(上級者向け) 株の下を留めているひもを一度ほどき、株全体をぐっと下げて、てっぺんの生長点を手の届く高さに戻して留め直す技です。プロが一本のトマトを何ヶ月も穫り続けるためにやる方法。慣れてきたらチャレンジしてみてください。

[st-kaiwa2 r]茎を倒すとき、折れたりしませんか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]そこが注意点です。トマトの茎は意外と硬いので、急に「えいっ」と曲げるとポキッと折れます。必ず両手で、ゆっくり少しずつ角度をつけてくださいね。[/st-kaiwa1]

誘引をラクにする誘引クリップ

茎を支柱やひもに留めるとき、誘引クリップがあると作業がぐっとラクになります。はさむだけで茎をやさしく固定でき、8の字結びが苦手な方にも便利です。

[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • まだ穫りたい人は切らずに誘引で逃がす
  • 初心者はまず「斜め誘引」からでOK
  • 横這わせ・つる下ろしで長く収穫を伸ばせる
  • 茎は両手でゆっくり曲げる(急に曲げると折れる)

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ポイント③ 越えたあとの「株全体の管理」で収量を守る

そして3つ目。実はこれが今日いちばん伝えたいところです。トマトが支柱を越えたあとは「株全体の管理」が収穫量を一番大きく左右します。摘心するか誘引するかも大事ですが、本当に差がつくのはこちらなんです。

支柱を越えるほど育った株は、たくさんの実を抱えてとても疲れやすい状態。ここでケアをサボると、急に実つきが悪くなったり病気が出たりして、収穫がガクッと落ちます。やることは4つです。

① 追肥 たくさん実をつけている株は栄養をいっぱい使っています。2〜3週間に1回、株元に肥料を足して切らさないように。これだけで実つきがぜんぜん違います。

② 水やり トマトは水のムラがあると実が割れる「裂果(れっか)」が起きやすい野菜。カラカラに乾かしてから一気にドバッとあげるのが一番よくありません。土が乾いたらあげる、というリズムを一定に保ってください。

③ 葉かき 下のほうの古い葉・黄色くなった葉は思い切って取りましょう。葉が混み合うと風通しが悪くなり病気の原因に。風が株の中をスーッと通り抜けるくらいスッキリさせるのが理想です。

④ 摘果 一つの房に実がつきすぎていたら、小さい実や形の悪い実を間引きます。数を減らすことで残した実に栄養が集中し、一個一個が大きく美味しくなります。

[st-kaiwa2 r]摘果って、もったいなく感じてしまいます…[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]わかります。でもここは思い切りが大事。「管理の差が、収穫の差」です。追肥・水やり・葉かき・摘果をやる人とやらない人とでは、夏のあいだの収穫量に本当に大きな差が出ますよ。[/st-kaiwa1]

実を充実させるトマト専用肥料

実をたくさん抱えた株の追肥には、トマト専用の肥料が手軽で便利です。2〜3週間に1回、株元に足して栄養を切らさないようにしましょう。

[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 越えたあとは「株全体の管理」が収量を一番左右する
  • 追肥は2〜3週間に1回・水やりはリズム一定で裂果防止
  • 古い葉は葉かきで風通しよく・実は摘果で数を絞る
  • 「管理の差が、収穫の差」・放置しないことが大事

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まとめ

それでは今日のおさらいです。トマトが支柱を越えたら、やることは3つでした。

[st-step step_no="1"]摘心するか決める[/st-step] もう止めたい人は、一番上の花房の上に葉を2枚残して切る。栄養が実に集中し、株もスッキリ。

[st-step step_no="2"]止めないなら誘引で逃がす[/st-step] まだ穫りたい人は切らずに誘引。初心者はまず斜め誘引からでOK。

[st-step step_no="3"]越えたあとの株全体の管理[/st-step] 追肥・水やり・葉かき・摘果で収穫量を守る。ここがいちばん差がつくところ。

摘心するか誘引するかに正解はありません。あなたの畑のスペースと、どれくらい穫りたいか、ライフスタイルに合わせて選んで大丈夫です。大事なのは「放置しない」こと、それだけ。支柱を越えたのは、それだけトマトが元気に育っている証拠です。ここからひと手間かけて、夏のあいだたっぷり収穫を楽しんでくださいね。


摘心・葉かきに便利な剪定ばさみ

摘心や葉かき、誘引の手直しには、よく切れる剪定ばさみが一本あると便利です。切り口がきれいだと病気も入りにくくなります。

[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]


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