[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 栄養を実に集めて病気も防ぐ整枝(わき芽かき・下葉の整理)
- 甘く割れにくく実らせる追肥と水やりのバランス
- 株を夏まで守る梅雨の病気・害虫対策
- 肥料が切れたサインの見分け方
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今日は「トマトの6月の管理」についてお話しします。結論から言うと、6月にこれからお話しする3つの作業をやるかやらないかで、この夏の収穫量と実の美味しさが本当にガラッと変わってきます。逆にここをサボると、せっかく育ててきたトマトが梅雨で一気に弱って、病気で枯れてしまうこともあるんです。
なぜ6月が大事か。トマトにとって6月は「一年で一番がんばる時期」。実が大きくなり株もぐんぐん伸びてエネルギーを使い切るうえに、梅雨でジメジメした一番苦手な環境が重なります。だからこそ、この時期にひと手間かけると株が元気なまま夏を乗り切れます。
[st-kaiwa2 r]6月のトマトって、何をしてあげればいいんですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]大事なのは3つです。「①整枝(わき芽かき・下葉の整理)」「②追肥と水やり」「③梅雨の病気・害虫対策」。どれも特別な道具はいりません。順番に見ていきましょう。[/st-kaiwa1]
ポイント① 整枝(わき芽かき・下葉の整理)

1つ目は整枝、わき芽かきと下葉の整理です。いらない芽と葉を取って株の中の風通しを良くすると、実に栄養が集まり、しかも病気になりにくくなります。
理由は2つ。1つは「栄養のムダ遣いを止められる」から。トマトは放っておくと葉の付け根からどんどんわき芽が出て、株はそれを伸ばすのに力を使い、肝心の実に栄養が回らなくなります。わき芽を取ることで「実を太らせる方」に力を集中させます。
もう1つは「蒸れを防げる」から。葉が茂りすぎると株の中の空気が動かず、ジメジメが続きます。これがトマトの病気の一番の原因。余分な葉を減らして風が通るようにするだけで、病気のリスクがぐっと下がります。
やり方です。わき芽は、メインの茎と葉の間(脇の下のような所)から出る小さな芽。見つけたらまだ小さく柔らかいうちに、手でポキッと横に折って取ります。大きくしてからハサミで切ると切り口が大きく、そこから病気が入りやすくなります。「小さいうちに、手で」が基本です。
[st-kaiwa2 r]わき芽かきは、いつやるのがいいですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]晴れた日の午前中がおすすめです。その日のうちに切り口が乾いてふさがるので、病気が入りにくくなります。雨の日や夕方は傷口が濡れたままになるので避けてくださいね。[/st-kaiwa1]
次に下葉の整理。株の一番下、土に近い葉は古くなって黄色くなったり泥がはねて汚れたりします。一番下に実がついている房より下の葉は役目を終えているので外してOK。下葉を取ると地面と葉の間に空間ができて風が通ります。梅雨の病気は地面近くのジメジメや泥はねから始まることが多いので、これが効果的な予防になります。
ただし取りすぎは禁物。葉は光で栄養を作る「工場」です。一気に取ると栄養が作れず、実が甘くならなかったり株が弱ったりします。「黄色い葉」「実の房より下の葉」を中心に、少しずつ整えましょう。
[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- わき芽は小さいうちに手でポキッと・晴れた日の午前中に
- 実の房より下の古い葉は外して風通しを良くする
- 栄養を実に集中+梅雨の病気を予防
- 葉の取りすぎはNG(少しずつ)
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ポイント② 追肥と水やり

2つ目は追肥と水やり。結論は「肥料はしっかり、水は控えめ」。このバランスが、6月のトマトを甘くたくさん実らせるコツです。
まず追肥。実を大きくするのにはたくさんのエネルギーが必要です。植え付け時の元肥だけではこの時期もう足りません。目安は2〜3週間に1回、化成肥料なら株のまわりにひとつかみ。株元にベタっと置かず、葉が横に広がっている先端の真下あたりにまきます。根の先はそのあたりまで伸びていて、一番よく栄養を吸うからです。
肥料切れのサインも覚えておきましょう。株の一番上の伸びている先端を見ます。元気なときは先端の茎が太く葉もしっかり。肥料が足りないと先端が細くヒョロっとして、葉の色も黄色っぽく薄くなります。これが見えたら追肥のサイン。逆に葉が濃い緑で先端が太く、葉が内側に巻くときは肥料が効きすぎなので、次の追肥を少し遅らせます。
追肥に使いやすい野菜用の肥料
トマトは収穫期間が長いので、ばらまくだけで効く野菜用の肥料があると追肥がラクです。効果がゆっくり続くタイプなら与えすぎの心配も少なく安心です。
そして水やり。トマトはもともと乾燥した土地の野菜なので水のやりすぎは禁物です。水を吸いすぎると味が水っぽくなり、「裂果」(乾いた所に急に水が入って実が割れる)も起きやすく、湿気は病気の原因にもなります。
基本は「土の表面が乾いてきたら、たっぷり」。乾いていないのに毎日ちょこちょこあげるのはNGです。指で土をさわって表面がカサカサしていたら、株元にたっぷり。メリハリがポイントです。梅雨は雨が降るので、地植えなら水やりはほとんどいりません。

ここでぜひやってほしいのがマルチング。株元の地面をわらやマルチシート、刈った草で覆うと、土の水分が急に乾いたり湿ったりするのを防いで裂果が起きにくくなり、雨の泥はねも防げて病気予防になります。一石二鳥どころか三鳥の効果があります。
株元の乾燥・泥はね対策に便利な敷きわら(マルチ)
わらを用意するのが大変なときは、敷くだけで使える「わら代用マルチ」が便利です。土の乾湿の変化と泥はね、雑草も同時に抑えられます。
[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 「肥料はしっかり、水は控えめ」が甘いトマトのコツ
- 追肥は2〜3週間に1回・葉の先端の真下にまく
- 先端が細くヒョロ=肥料切れのサイン
- 水は表面が乾いたらたっぷり・マルチングで裂果と病気を予防
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ポイント③ 梅雨の病気・害虫対策

3つ目は梅雨の病気と害虫の対策。正直、今日の3つの中でこれが一番大事かもしれません。結論は病気は「梅雨入り前から予防」、害虫は「毎日の見回りで早めに対処」です。
トマトの病気はいったん広がると本当にあっという間。「変だな」と思って翌日には手遅れ、ということも珍しくありません。だから広がる前に手を打つのが何より大切です。
6月に特に気をつけたい病気は3つ。疫病(葉や茎に水がしみたような黒褐色のシミ→株全体に広がる)、灰色かび病(枯れた花や傷んだ実に灰色のカビ)、葉かび病(葉の表に黄色い斑点、裏にカビ)。名前は怖いですが、原因はほぼ同じ「湿気と蒸れ」。だからポイント①のわき芽かき・下葉整理で風通しを良くすることがそのまま最大の予防になります。

もう一歩進んだ対策が雨除け。トマトの上に簡単な屋根のようにビニールをかけて雨が直接当たらないようにすると、病気のリスクが劇的に下がります。支柱で上だけ覆うだけでも十分効果があります。そして病気の葉を見つけたらすぐ取って畑の外に持ち出し、ビニール袋でゴミとして処分。その辺に捨てると菌がまた広がります。
[st-kaiwa2 r]害虫はどう対策すればいいですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]一番効くのは「毎日の見回り」です。オオタバコガ(実に穴)、アブラムシ(新芽・葉裏)、ハダニ(葉裏・葉がかすれて白っぽく)あたりが6月に出やすいですが、数が少ないうちに見つけて手で取れば十分。何百匹に増えてからでは手がつけられません。[/st-kaiwa1]
毎日の水やりやわき芽チェックのついでに、株を上から下まで、葉の裏まで、ぐるっと見てあげる。この習慣が結局いちばんの害虫対策であり、病気対策にもなります。
[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 病気は梅雨入り前から予防・原因は「湿気と蒸れ」
- 風通し+雨除けが最大の予防
- 病気の葉は即取って畑の外でゴミ処分
- 害虫は毎日の見回りで早めに手で取る
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まとめ

それでは今日のおさらいです。トマトの6月の管理、大事なポイントは3つでした。
[st-step step_no="1"]整枝(わき芽かき・下葉の整理)[/st-step] わき芽は小さいうちに手で、下葉は実の房より下を外す。栄養を実に集めて風通しもよくする。
[st-step step_no="2"]追肥と水やり[/st-step] 肥料はしっかり2〜3週間に1回、水は控えめにメリハリ。マルチングで裂果と病気を予防。
[st-step step_no="3"]梅雨の病気・害虫対策[/st-step] 病気は梅雨入り前から予防、害虫は毎日の見回りで早めに。風通しと雨除けが効く。
どれも一つひとつは小さな作業ですが、この手間をかけるかどうかで、この夏あなたのトマトが真っ赤にたくさん実るかが決まります。あと少し、一緒にがんばっていきましょう。
[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]
