[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 下葉かきが効く理由(病気予防・養分集中・日当たり)
- いつ・どこの葉を取るか(一番花の分かれ目が目印)
- 失敗しない正しいやり方と注意点
- やりすぎて株を弱らせないためのコツ
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今日はピーマン栽培でとても大切な「下葉かき(したばかき)」についてお話しします。ピーマンを植えてしばらくすると株が茂ってきますが、「葉が多いほど元気そう」と下の方の葉をそのままにしておくと、実は成長にマイナスになることがあるんです。
先に結論です。株元の下葉をきちんと取ってあげると、①病気を防げて、②養分が実に集中し、③ピーマンが大きくたくさん収穫できるようになります。たったこれだけの作業で収穫量が大きく変わります。
[st-kaiwa2 r]下葉かきって、何だか難しそうです…[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]大丈夫です。今日は「①なぜ必要か」「②いつ・どこの葉を取るか」「③失敗しないやり方」の3つに分けてお話しします。順番に見れば、初めてでも今日からできますよ。[/st-kaiwa1]
ポイント① なぜ下葉かきが必要なのか

理由は大きく3つ、「風通しを良くして病気を防ぐ」「養分を実に集中させる」「日当たりを良くする」です。
いちばん大きいのが病気の予防。下の方の葉は地面に近く、雨や水やりで泥がはねて葉につきます。この泥の中には病気のもとになる菌がたくさん。さらに株が茂ると株元の風通しが悪くなり、湿気がこもってカビの病気(うどんこ病・灰色かび病など)が広がります。下葉を取って株元をスッキリさせると、風が通って病気が出にくくなります。
2つ目が養分を実に集中させること。葉は光で栄養を作る「工場」ですが、茂みの内側で日が当たらない下葉は、栄養を作れず生きているだけで栄養を消費する「赤字の工場」になります。これを取り除くと、その分のエネルギーが実をふくらませたり花を咲かせる方に回り、ピーマンが大きくたくさん育ちます。
3つ目が日当たりの改善。下葉を取ると株の内側まで光が届き、実も葉もよく育ちます。害虫も見つけやすく、収穫もしやすくなり、お世話そのものがラクになります。
[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 泥はね+蒸れによる病気を防ぐ
- 日陰の下葉(赤字の工場)を取り養分を実に集中
- 株の内側まで日が当たり、害虫発見・収穫もラクに
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ポイント② いつ、どこの葉を取ればいいのか

結論は「一番花(いちばんか)の分かれ目より下にある葉やわき芽を、株が茂ってきたタイミングで取る」です。
ピーマンはある程度伸びると最初の花「一番花」が咲き、その場所で茎が二股・三股に枝分かれします。これがピーマンの体の基本。この分かれ目より下(地面から最初の枝分かれまで)の葉やわき芽は、すべて取り除いてOKです。分かれ目より上は基本そのまま自然に伸ばします。

タイミングは、株が育って葉が茂り始めた頃。植えたばかりの小さな苗のうちは無理に取らなくて大丈夫です。特に意識したいのが梅雨入り前。湿気の多い梅雨は病気が一番出やすいので、その前に株元をスッキリさせておくと予防効果が高いです。一度で終わりにせず、茂ってきたらその都度くり返します。
取る葉の優先順位は、①黄色く変色した葉 → ②病気・傷んだ葉 → ③内側で混み合った葉、の順です。
[st-kaiwa2 r]どこまで取っていいか迷います。[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]「一番花の分かれ目より下」を目印にすれば迷いません。まずは黄色い葉と傷んだ葉から取っていきましょう。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 目印は「一番花の分かれ目」。それより下の葉・わき芽を取る
- タイミングは株が茂った頃・特に梅雨入り前
- 優先は 黄色い葉 → 病気の葉 → 混み合った葉
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ポイント③ 失敗しない正しいやり方と注意点

結論は「晴れた日の午前中に、清潔な道具で、取りすぎないように行う」です。
取り方は簡単で、手で軽くつまんで横に倒すとポロッと取れる葉が多いです。茎が太めの葉やわき芽は清潔なハサミで付け根ギリギリから切ります。茎本体を傷つけないのがコツです。
1つ目の注意点は作業する日と時間帯。葉を取った切り口はしばらく傷口の状態で、そこから菌が入ることがあります。晴れた日の午前中なら、その日のうちに切り口が乾いてふさがります。雨の日や夕方〜夜は切り口が乾かず病気が入りやすいので避けましょう。

2つ目は道具を清潔に保つこと。病気の株を切ったハサミでそのまま元気な株を切ると、ハサミを通じて病気をうつしてしまいます。作業前、できれば株ごとに消毒用アルコールでサッと拭くと安心です。
下葉かき・わき芽取りに便利な剪定ばさみ
太めの葉やわき芽を切るときは、よく切れる剪定ばさみが一本あると安心です。切り口がきれいだと病気も入りにくくなります。
そして3つ目、これが一番大事。一度に取りすぎないことです。元気な葉まで一気に取ると栄養を作る力が落ちて、かえって株が弱り、実つきが悪くなります。「下からほどほどに、少しずつ」が鉄則。下の数枚を取ったら様子を見て、また茂ってきたら取る、のくり返しです。
取り除いた葉は畑に放置せず、菌や害虫が残っていることがあるのでビニール袋に集めてきちんと処分しましょう。
収穫を伸ばす追肥用の肥料
下葉かきで風通しを整えたら、長い収穫期間に向けて追肥も大切です。ばらまくだけで効く野菜用の肥料があると手軽です。
[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 晴れた日の午前中に・清潔な道具で
- 手でポロッと、太いものは付け根ギリギリでカット
- 一度に取りすぎない(下からほどほどに少しずつ)
- 取った葉は袋に集めて処分
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まとめ

それでは今日のおさらいです。ピーマンの下葉かき、大事なポイントは3つでした。
[st-step step_no="1"]なぜ下葉かきが必要か[/st-step] 風通しを良くして病気を防ぎ、養分を実に集中させ、日当たりを良くするため。
[st-step step_no="2"]いつ・どこの葉を取るか[/st-step] 一番花の分かれ目より下の葉・わき芽を、株が茂った頃(特に梅雨入り前)に。
[st-step step_no="3"]失敗しない正しいやり方[/st-step] 晴れた日の午前中に、清潔な道具で、取りすぎないように少しずつ。取った葉は処分。
下葉かきは特別な道具もいらず、ほんの数分でできる作業です。それでいて病気を防いで、ピーマンを大きくたくさん実らせてくれる、とても効果の高いお世話です。ぜひ今日から試してみてください。
[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]
