[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 枝豆が疲れた土を生き返らせる(発酵させる)しくみ
  • 失敗しない枝豆の育て方(つるぼけを防ぐコツ)
  • 秋じゃがにつなげる輪作リレーの組み方と根を残す裏ワザ
  • 「春じゃが→枝豆→秋じゃが」で収量がぐっと伸びる理由

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今日は「これを知ってるか知らないかで、夏から秋の畑の結果が大きく変わる」とっておきの話です。テーマは「じゃがいもを収穫した後の畑に、枝豆を植える」。たったこれだけで、土がフカフカに生き返り、枝豆も穫れて、さらにその畝で秋じゃがまで育てられて収量がぐっと伸びます。

「春じゃが」「枝豆」「秋じゃが」。この3つを1本の畝でつなぐ、家庭菜園の最強の輪作リレー。初心者の方でも今年からそのまま真似できるように、3つのポイントで解説します。

[st-kaiwa2 r]じゃがいもの後に枝豆を植えるだけで、そんなに変わるんですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]変わります。ポイントは「①土が良くなるしくみ」「②枝豆の育て方」「③秋じゃがへのつなげ方」の3つ。順番に見ていきましょう。[/st-kaiwa1]

ポイント① 枝豆が土を生き返らせるしくみ(畑が発酵する)

結論から言うと、枝豆や大豆などのマメ科は、根に「根粒菌(こんりゅうきん)」という微生物を住まわせていて、この菌が空気中の窒素を土に取り込んでくれます。だから肥料を足さなくても、勝手に畑が肥えていきます。

野菜が育つのに一番大事な栄養のひとつが窒素。葉や茎をぐんぐん育てる栄養です。普通は肥料であげるしかありませんが、マメ科だけは空気中の窒素を自分で土に固定できます。

直前に作っていたじゃがいもは、土の栄養をモリモリ使って大きなイモを太らせます。収穫後の畑は栄養を使い果たして疲れた状態。そこに枝豆を植えると、育つ間に根粒菌が窒素を土に貯めてくれて、疲れた畑に自然の力で栄養がチャージされます。

そして枝豆の収穫後、土に残った根や根粒、茎葉が微生物に分解され、たくさんの微生物が一斉に活動を始めて、土が「発酵」したような生き生きした状態になります。これが「畑が発酵する」の正体。枝豆の根を抜くと、表面に白やピンクの粒々(根粒)がついていることがあり、これが窒素を作ってくれた証拠です。

さらに大事なのが連作障害。じゃがいもは「ナス科」で続けて作ると育ちが悪くなりますが、間にマメ科の枝豆を挟むと土の状態がリセットされ、ダメージをやわらげられます。だからこの後の秋じゃがにつなげられるのです。

[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • マメ科の根粒菌が空気中の窒素を土に固定
  • 疲れた畑に栄養がチャージされ、微生物で土が発酵
  • 連作障害(ナス科)のダメージもやわらぐ

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ポイント② 失敗しない枝豆の育て方(つるぼけを防ぐ)

枝豆を上手に育てる最大のコツは、「肥料を控えめにする」こと。特に窒素肥料はあげすぎNGです。

理由は①とつながっていて、枝豆は自分で窒素を作れるため、さらに窒素肥料をドバドバあげると葉や茎ばかり茂ってサヤがつかない「つるぼけ」になります。枝豆作りで一番多い失敗がこれ。肥料は思いきって控えめに。

種まきは、じゃがいも収穫後すぐ(6月下旬〜7月はじめ頃)。秋じゃがにつなぐため、なるべく「早生(わせ)」の品種を選びます。まき方は「点まき」で、30cm間隔に2〜3粒ずつ。豆の種と芽は鳥の大好物なので、まいたら必ず不織布や防鳥ネットで守ってください。芽が出てしっかりするまでが勝負です。

肥料を足すなら窒素よりリン酸多めを少しだけ。水やりは、花が咲いてサヤがふくらむ時期にたっぷり必要なので、この時期に乾かさないこと。虫はカメムシに注意(防虫ネットが安心)。

早めにまける早生の枝豆の種

リレーに間に合わせるなら、育ちの早い早生品種が便利です。じゃがいも収穫後すぐにまけます。

[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 肥料は控えめに(窒素のやりすぎ=つるぼけ)
  • 早生品種を選び、収穫後すぐ点まき(30cm・2〜3粒)
  • 鳥・水切れ・カメムシに注意

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ポイント③ 秋じゃがまでつなげる輪作リレーの組み方

仕上げです。枝豆を収穫したら、根は引き抜かず、地面のキワでハサミやカマで刈り取る。そして空いた畝にそのまま秋じゃがの種イモを植えます。これで「春じゃが → 枝豆 → 秋じゃが」のリレー完成です。

なぜ根を抜かず刈り取るのか。これが一番おいしいテクニックです。枝豆の根には窒素をたっぷり蓄えた根粒がついています。根を抜いて捨てると、せっかく作った窒素も持っていかれてもったいない。根を土に残すと、根や根粒が分解されて次の秋じゃがの栄養になります。肥料を買い足さなくても、前の枝豆が次のじゃがいものごはんを用意してくれるわけです。

スケジュールの目安は、春じゃがを6月中〜下旬に収穫→すぐ枝豆をまく→早生なら9月はじめ頃に収穫→空いた畝に9月上〜中旬に秋じゃがの種イモを植え付け。地域や品種で前後するのでご自分の畑のカレンダーに合わせて調整してください。

枝豆のおかげで土には窒素がたっぷり、微生物も元気、連作ダメージもやわらいでいる。最高にコンディションが整った畑に植えるから、春よりイモがよく太って収量が伸びる。これが「収量2倍」の正体です。なお同じ仲間の野菜は本来数年でローテーションが理想なので、できれば少しずつ畝をずらす意識も持つと失敗が減ります。

秋じゃがの植え付けに|いも専用の肥料

整った土に、いも専用の肥料を少し足すとさらに安心。じゃがいも・さつまいも・さといもに使えます。

[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 枝豆の根は抜かず刈り取り、窒素を土に残す
  • 空いた畝にそのまま秋じゃがの種イモを植える
  • 整った土でイモがよく太り、収量が伸びる

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まとめ

それでは今日のおさらいです。じゃがいもの後作に枝豆を植える最強の輪作リレー、3つのポイントでした。

[st-step step_no="1"]枝豆が土を発酵させるしくみ[/st-step] 根粒菌が空気から窒素を作り、収穫後は微生物が活発になって土がフカフカに。

[st-step step_no="2"]失敗しない枝豆の育て方[/st-step] 肥料は控えめにしてつるぼけを防ぐ。早生品種を選び、鳥と水切れに注意。

[st-step step_no="3"]秋じゃがへつなげる輪作[/st-step] 枝豆の根は残して窒素をバトンタッチ。タイミングを合わせればイモがよく穫れる。

このリレー1本で「窒素肥料の節約」「土の改善」「枝豆の収穫」「秋じゃがの増収」が全部いっぺんに叶います。畝を一年中フル活用できる、コスパ最強の輪作。じゃがいもを育てている方なら、やらない手はありません。

[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]


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