[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • きゅうりが夏で終わってしまう3つの原因
  • 風通しを良くして病気を防ぐ摘葉(てきよう)
  • スタミナ切れを防ぐ追肥と水やり・マルチング
  • 疲れた株を若返らせる切り戻し(更新剪定・再生栽培)

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「7月の後半から、急にきゅうりの調子が悪くなってきた」「実が曲がってきた」「葉っぱが白くなってきた」「収穫の数がガクッと減った」——こんなお悩み、ありませんか?

実はこれ、きゅうり栽培で“あるある”の悩みです。多くの方が夏の暑さの中できゅうりを枯らしてしまって、「きゅうりは夏で終わるもの」だと思い込んでいます。でも、ちょっと待ってください。きゅうりは、本当は秋までしっかり収穫できる野菜なんです。ポイントは、夏に株が弱る“原因”を理解して、それに合った“ひと手間”を加えてあげること。

[st-kaiwa2 r]枯れたわけじゃないんですね。何をすればいいですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]やることは3つだけ。「①摘葉で風通しを良くする」「②追肥と水やりでスタミナ補給」「③切り戻しで株を若返らせる」。順番に見ていきましょう。[/st-kaiwa1]

なぜきゅうりは夏で終わってしまうのか

きゅうりが夏に弱ってしまう原因は、大きく分けて3つあります。

  • 株の疲れ(なり疲れ):きゅうりは成長が早く、実を次々につけてくれる分、株に大きな負担がかかります。休みなく全力疾走を続けているようなもので、実をつけるほど体力が削られていきます。
  • 肥料切れと水切れ:きゅうりは“肥料食い・水食い”。とくに夏は葉から水分がどんどん蒸発し、あっという間に水切れを起こします。栄養も水も足りないと、実を育てる力を失います。
  • 病気:葉に白い粉をふく“うどんこ病”、黄色い斑点が出る“べと病”。株が弱っているときや、葉が茂りすぎて風通しが悪いときに一気に広がります。

逆に言えば、この原因を一つずつ取り除けばいい。そのための作業が、これからの3つです。

ポイント① 摘葉で風通しを良くし、病気を防ぐ

結論。夏のきゅうりは、下のほうの古い葉や、病気が出た葉を思い切って取り除きます。これが“摘葉(てきよう)”という作業です。

理由は2つ。1つ目は病気を防ぐため。うどんこ病やべと病は、湿気がこもって風通しの悪い場所で広がります。葉が密集すると株の中が蒸れて、病気には絶好の環境に。古い葉や余分な葉を取って風の通り道を作ると、病気の発生をぐっと抑えられます。2つ目は株の体力を温存するため。下の古い葉は光合成の力が落ちているのに、生きているだけで栄養を消費します。いわば「働かないのにご飯だけ食べている状態」。取り除けば、その体力を新しい葉や実に回せます。

やり方です。地面に近い下の葉で、黄色くなったもの・傷んだものを取ります。目安は一番下になっている実より下の葉は取ってOK。白い粉をふいたうどんこ病の葉、黄色い斑点のべと病の葉は、見つけ次第すぐに取り除きます(隣の葉にうつるため)。

[st-kaiwa2 r]葉っぱを取りすぎても大丈夫ですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]取りすぎは禁物です。一度に取るのは株全体の3割まで。丸坊主にせず、古い葉・病気の葉から優先してこまめに。取った葉は病気を広げないよう、畑に放置せず必ず処分してください。[/st-kaiwa1]

摘葉・切り戻しに便利な剪定ばさみ

古いツルや太った茎も切るので、よく切れる剪定ばさみが一本あると安心です。切り口がきれいだと病気も入りにくくなります。

[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 一番下の実より下の古い葉は取ってOK
  • うどんこ病・べと病の葉は見つけ次第すぐ処分
  • 一度に取るのは株全体の3割まで・こまめに

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ポイント② 追肥と水やりで、スタミナ切れを防ぐ

結論。きゅうりには2週間に1回くらいの追肥と、朝のたっぷりの水やりを。暑さが厳しいときは朝と夕方の2回が理想です。

きゅうりは実をたくさんつける分、栄養をどんどん消費します。植え付け時の肥料は、実をつけ始める頃にはもうかなり減っています。わかりやすいサインが「曲がったきゅうり」。実が曲がったり先細りになってきたら、「お腹が空いた」「水が足りない」という株からのSOSです。まっすぐで太さの揃った実は、株が元気な証拠。曲がりが目立ったら、追肥と水やりを見直すタイミングです。

やり方です。追肥は、化成肥料なら株元から少し離して、ひと株ひとつかみをまいて軽く土と混ぜます(株元に直接かけると根を傷めます)。手軽にやるなら、水やりのときに液体肥料を週1回混ぜる方法も。効き目が早く、株が弱ったときの応急処置にも向きます。水やりは、きゅうりが根の浅い“浅根性”で水切れしやすいため、朝の涼しい時間にたっぷり。猛暑日は夕方にもう一度。

そして、ぜひセットでやってほしいのがマルチング。株元を、わら・刈った草・市販のマルチシートで覆うと、土からの水分蒸発を抑え、地温の上がりすぎも防げます。夏の暑さ対策として抜群です。

追肥に使いやすい野菜用の肥料

ばらまくだけで効く野菜用の肥料があると追肥がラクです。効果がゆっくり続くタイプなら与えすぎの心配も少なく安心です。

[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 追肥は2週間に1回・株元から離してまく
  • 水やりは朝にたっぷり・猛暑日は夕方も
  • マルチングで乾燥と地温の上がりすぎを防ぐ
  • きゅうりが曲がったら追肥・水やりのサイン

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ポイント③ 切り戻しで、疲れた株を若返らせる

結論。伸びきって疲れたツルを思い切って切り戻すと、新しい芽が伸びて、秋にもう一度たくさん実をつけます。“更新剪定(こうしんせんてい)”“再生栽培”とも呼ばれる作業で、やり方はとてもシンプルです。

きゅうりは「親づる→子づる→孫づる」とツルを伸ばしながら実をつけます。夏になる頃には支柱のてっぺんまで伸びきって、先端ばかりに葉や実がつき、株元はスカスカに。こうなると株全体に栄養が行き渡らず、実つきが悪くなります。そこで疲れたツルを途中でバッサリ切ると、株は「もう一回やり直そう」と、残した節から新しいわき芽をぐんぐん伸ばします。この若いツルが、また元気に花を咲かせ、実をつけてくれるのです。

やり方です。伸びきった子づる・孫づるのうち、実を採り終えて葉も古くなったものを選び、根元から2〜3節を残して、その先をハサミで切ります(節=葉が出ている付け根)。残した節から新しいわき芽が出ます。一度に全部のツルを切ると負担が大きいので、何本かに分けて様子を見ながら。

[st-kaiwa2 r]そんなに切って枯れないんですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]大丈夫です。きゅうりは生命力が強いので、株元の葉と根がしっかりしていれば再生します。切り戻しの直後に必ず追肥をして、水もしっかり。2週間ほどで新しいツルが伸び、また花が咲き始めます。[/st-kaiwa1]

[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 実を採り終えた古いツルを2〜3節残して切る
  • 一度に全部切らず、何本かに分けて
  • 切り戻し直後に必ず追肥+水やり

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まとめ

それでは今日のおさらいです。きゅうりが夏で終わってしまう原因は「株の疲れ・肥料切れと水切れ・病気」の3つ。これを乗り越えて秋まで収穫するための作業も、3つでした。

[st-step step_no="1"]摘葉[/st-step] 古い葉や病気の葉を取り除いて風通しを良くし、病気を防いで株の体力を温存する。

[st-step step_no="2"]追肥と水やり[/st-step] 2週間に1回の追肥と朝のたっぷり水やり、マルチングでスタミナ切れを防ぐ。

[st-step step_no="3"]切り戻し[/st-step] 伸びきって疲れたツルを切り戻し、新しい芽で株を若返らせる。

どれも難しい作業ではありません。ちょっとしたひと手間ですが、やるかやらないかで収穫期間は大きく変わります。「夏で終わり」だと諦めていたきゅうりが、9月・10月までみずみずしい実を届けてくれます。ぜひ、ご自宅のきゅうりで試してみてください。

[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]


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