[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 病気と花落ちを防ぐ混み合った枝の整理のやり方(切る枝の目安3つ)
  • 株のスタミナを切らさない2週間に1回の追肥の量と場所
  • 尻腐れ・苦味・なり疲れを防ぐ敷きわらなどの乾燥対策

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ピーマンは、夏野菜の中でも特に収穫期間が長い野菜です。上手に管理すれば、7月から10月、霜が降りる直前まで、ずーっと採り続けることができます。逆に言うと、今この7月の管理をサボってしまうと、8月に株が疲れてしまって、せっかくの長い収穫期間を棒に振ってしまうことになります。

実際、同じ日に植えたピーマンでも、夏の管理をしたかしなかったかで、秋までのトータルの収穫量が2倍以上変わることも珍しくありません。

今の時期のピーマンでやるべき作業は、①混み合った枝の整理、②2週間に1回の追肥、③敷きわらなどの乾燥対策、この3つです。

[st-kaiwa2 r]どれも難しそうに聞こえるんですが、初心者でもできますか?[/st-kaiwa2 r] [st-kaiwa1]大丈夫です。どれも今日からすぐ実践できる簡単な作業ばかりですよ。順番に詳しく解説していきますね。[/st-kaiwa1]

作業① 混み合った枝の整理

まず1つ目の作業は、混み合った枝の整理です。結論から言うと、株の内側に向かって伸びている枝と、実がついていない細くて弱い枝、この2種類を切り落として、株の中に風と光が通るようにするのがゴールです。

なぜこれが必要なのか。理由は大きく2つあります。

1つ目の理由は病気と害虫の予防です。ピーマンは枝がどんどん枝分かれして増えていく野菜なので、放っておくと7月頃には葉っぱがワサワサに茂って、株の中がジャングル状態になります。こうなると風通しが悪くなって湿気がこもり、斑点病やうどんこ病といった病気が出やすくなりますし、アブラムシなどの害虫も葉の裏に隠れて増えやすくなります。

2つ目の理由は実つきを良くするためです。ピーマンの花は、日当たりが悪いとポロポロと落ちてしまいます。枝を整理して株の内側まで光を入れてあげることで、花落ちが減って、実つきがぐっと良くなります。

切る枝の目安は3つです。

[st-step step_no="1"]株の内側に向かって伸びている枝[/st-step] 枝は基本的に外側に向かって伸ばしたいので、内側に向かっている枝は付け根から切って大丈夫です。

[st-step step_no="2"]花も実もついていない細い枝[/st-step] 触ってみて、他の枝より明らかに細くてひょろひょろした枝は、養分を消耗するだけなので切ってしまいましょう。

[st-step step_no="3"]一番花より下から出ているわき芽[/st-step] ここから出る芽は株の体力を奪うだけなので、見つけたら全部かき取ってください。植え付けのときに取った方も、夏になるとまた出てくることがあるので、もう一度チェックしてみてください。

[st-kaiwa2 r]切りすぎてしまわないか心配です。どれくらい切ればいいんでしょうか?[/st-kaiwa2 r] [st-kaiwa1]作業が終わったあとに、株の中心を覗き込んだときに向こう側がうっすら見えるくらいが目安です。ピーマンは枝を出す力がとても強い野菜なので、多少切りすぎても大丈夫。安心して整理してあげてください。[/st-kaiwa1]

作業のときの注意点をひとつ。枝を切るハサミは、できれば作業の前に消毒してください。熱湯にくぐらせるか、アルコールで拭くだけでOKです。切り口から病気が入るのを防げます。それから、作業は晴れた日の午前中がおすすめです。切り口が早く乾くので、病気のリスクが下がります。

[st-mybox title="作業①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 内向きの枝・細くて弱い枝・一番花より下のわき芽を切る
  • 株の中心の向こう側がうっすら見えるくらいが目安
  • ハサミは消毒してから、作業は晴れた日の午前中に

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作業② 2週間に1回の追肥

続いて2つ目の作業は追肥です。今の時期からは2週間に1回のペースで、定期的に追肥をしてください。

なぜかというと、ピーマンは夏野菜の中でもトップクラスの肥料食いだからです。ピーマンは7月から10月まで、3ヶ月以上ずっと実をつけ続けます。実をつけるというのは、株にとってものすごくエネルギーを使うこと。人間で言えば、フルマラソンを走りながらご飯を食べ続けるようなものです。途中でエネルギー補給が切れたら走れなくなってしまうのと同じで、肥料が切れると、とたんに実がつかなくなります

肥料切れのサインは3つあります。

  • 花がポロポロ落ちる
  • 実の数は多いのに、一つ一つが小さい
  • 葉っぱの色が全体的に薄い黄緑色になってくる

このどれかが出ていたら、株が「お腹すいたよ」と言っているサインです。すぐに追肥をしてあげてください。

使う肥料は、ホームセンターで売っている普通の化成肥料、8-8-8と書いてあるものでOKです。量は1株あたり軽くひと握り、だいたい20グラムから30グラムくらい。これを株元から20センチくらい離れた場所に、株を囲むようにパラパラとまいてください。

[st-kaiwa2 r]株のすぐ根元にまいてはいけないんですか?[/st-kaiwa2 r] [st-kaiwa1]はい、これがよくある失敗なんです。根っこに肥料が直接当たると「肥料焼け」といって、逆に根を傷めてしまいます。ピーマンの根は枝葉が広がっている範囲まで伸びていますので、株元ではなく少し離れた場所にまくのがコツです。[/st-kaiwa1]

マルチを張っている方は、マルチの裾を少しめくって、そこにまいてから土と軽く混ぜて戻してあげてください。めくるのが大変な場合は、水で薄める液体肥料を週に1回あげる方法でも大丈夫です。液肥の場合は効き目が早い分、切れるのも早いので、頻度を上げるのがポイントです。

そして追肥をしたら、必ずたっぷり水をあげてください。肥料は水に溶けて初めて根から吸収されます。まいただけでは効かないので、追肥と水やりはワンセット。これを覚えておいてください。

野菜・果実用にバランスよく配合された粒状肥料なら、初心者の方でも量の加減がしやすくおすすめです。

[st-mybox title="作業②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 2週間に1回、化成肥料(8-8-8)を1株あたり軽くひと握り
  • 株元から20センチ離して、株を囲むようにまく
  • 追肥と水やりはワンセット

[/st-mybox]

作業③ 敷きわらなどの乾燥対策

最後、3つ目の作業は乾燥対策です。株元に敷きわらや刈り草を敷いて土の乾燥を防ぎ、水やりは朝のうちにたっぷりと、が基本です。

なぜ乾燥対策がそんなに大事なのか。理由は、ピーマンが野菜の中でもかなりの水好きだからです。実の90パーセント以上は水分ですから、水が足りないと、まず実が大きくなりません。

それだけではありません。乾燥するとトラブルが3つ起きます。

[st-step step_no="1"]尻腐れ[/st-step] 実のお尻が黒く腐ったようになる症状です。原因はカルシウム不足と言われますが、実は土の中にカルシウムがあっても、水が足りないと根が吸えません。だから対策は水やりなんです。

[st-step step_no="2"]苦味・えぐみが強くなる[/st-step] 実が硬くなって、苦味やえぐみが強くなります。水切れしたピーマンは、ただでさえ苦手なお子さんが多いピーマンをさらに苦くしてしまいます。

[st-step step_no="3"]なり疲れ[/st-step] 株全体が弱って、暑さで一気にバテてしまう状態です。こうなると回復に時間がかかります。

具体的なやり方です。まず敷きわら。株元の土が見えている部分に、わらを5センチくらいの厚さで敷いてください。わらが手に入らない場合は、刈った草や細かくした落ち葉でも代用できます。マルチを張っている方も、マルチの植え穴のまわりや通路に敷いてあげると、さらに効果的です。

敷きわらは土の乾燥を防ぐだけじゃなくて、真夏の地温の上がりすぎも防いでくれます。7月8月の黒マルチは日中かなり高温になりますから、その上にわらを敷くだけで根っこがずいぶん楽になります。

[st-kaiwa2 r]水やりは1日何回あげればいいんでしょうか?[/st-kaiwa2 r] [st-kaiwa1]基本は朝の涼しい時間帯に1回たっぷりです。プランターなら鉢の底から水が流れ出るまで。畑なら雨が4日5日降らないようならうねにしっかりと。真夏になって朝あげても夕方に葉っぱがしおれているようなら、夕方にもう一回あげてください。ただし日中の一番暑い時間の水やりは、お湯になって根を傷めるので避けてくださいね。[/st-kaiwa1]

畑やプランターの株元にさっと敷ける天日干しの稲わらがあると、この時期の乾燥対策がぐっと楽になります。

[st-mybox title="作業③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 株元に敷きわら(厚さ5センチ)で土の乾燥と地温上昇を防ぐ
  • 水やりは朝たっぷり、真夏は夕方しおれていたらもう一回
  • 日中の一番暑い時間の水やりはNG

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まとめ

それでは今日のおさらいです。7月のピーマンで絶対にやっておきたい3つの作業はこちらでした。

[st-step step_no="1"]混み合った枝の整理[/st-step] 内向きの枝と弱い枝を切って、風と光を株の中に通す。目安は中心の向こう側がうっすら見えるくらい。

[st-step step_no="2"]2週間に1回の追肥[/st-step] 株元から20センチ離して軽くひと握り。追肥と水やりはワンセット。

[st-step step_no="3"]敷きわらなどの乾燥対策[/st-step] 敷きわらで土を守って、水やりは朝たっぷり。尻腐れ・苦味・なり疲れを防ぐ。

この3つをやるかやらないかで、秋までの収穫量が本当に大きく変わってきます。どれも今日からできる簡単な作業ばかりですので、ぜひ週末、畑やプランターのピーマンをチェックしてみてください。

[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]


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