[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 真夏の水やりでやってはいけない3つのNG(昼間・ちょろちょろ・上から)
- なぜそれがナス・きゅうり・トマトを弱らせるのか
- 正しい水やりの時間・量・かけ方
- 実割れ・病気を防ぐマルチングの裏ワザ
[/st-mybox]

「毎日ちゃんと水をあげているのに、なぜか葉っぱがしおれてくる」「トマトの実がパックリ割れてしまった」「きゅうりの株が急に元気をなくして枯れてしまった」——こんな経験はありませんか。
実はこれ、真夏の水やりの「やり方」を間違えていることが原因かもしれません。水やりは「やさしいこと」「良いこと」だと思われがちですが、真夏はやり方を間違えると、水やりが逆に野菜を弱らせて、最悪の場合は枯らしてしまうことが本当に起こります。

そこで今日は、ナス・きゅうり・トマトを育てている方に向けて、真夏の水やりで絶対にやってはいけないことを3つに絞ってお話しします。先に結論からお伝えすると、真夏の水やりでやってはいけないのは①昼間の暑い時間にやる ②ちょろちょろ少しだけやる ③葉や実に上からかける、この3つです。
[st-kaiwa2 r]どれも良かれと思ってやっていました…[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]そうなんです。どれも「やさしさ」のつもりが、真夏は逆効果になってしまうんですね。なぜダメで、どうすればいいのか、ひとつずつゆっくり見ていきましょう。[/st-kaiwa1]
NG① 昼間の暑い時間に水をやる

ひとつ目のNGは「昼間の暑い時間に水をやる」こと。真夏の水やりは朝の涼しいうちか夕方の日が傾いてからが基本で、お昼の12時〜午後3時ごろの一番暑い時間帯は絶対にNGです。
「暑いんだから暑い時間にあげた方がいいのでは?」という感覚、すごくわかります。でも、これが落とし穴なんです。

- 理由① 水がお湯になる:真夏の昼間、土の表面は火傷しそうなほど熱くなっています。そこに水をあげると水がお湯になり、命綱の根っこを「茹でて」しまいます。根が傷むと水を吸えなくなり、いくらあげても葉がしおれる悪循環に。
- 理由② ヒートショック:熱くなった野菜に急に水をかけると、サウナで火照った体に冷水を浴びせるのと同じで、株に大きなストレスがかかります。
- 理由③ すぐ蒸発する:暑い時間は蒸発が速く、根っこに届く前に乾いてしまい、水やりの効果そのものが薄くなります。
[st-kaiwa2 r]じゃあ、いつあげるのがいいんですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]一番のおすすめは朝の6時〜8時ごろにたっぷり。朝にあげておくと、日中の一番暑い時間を野菜が元気に乗り切れます。朝あげても夕方カラカラなら、夕方4時以降にもう一回。ただし夜遅く真っ暗になってからの水やりは、土がジメジメ蒸れて病気の原因になるので避けてくださいね。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="NG①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 昼の一番暑い時間(12〜15時)は水やりお休み
- 基本は朝の涼しいうち。足りなければ夕方4時以降に追加
- 夜遅く(真っ暗)の水やりは蒸れ・病気のもとで避ける
[/st-mybox]
NG② 「ちょろちょろ」水やりをする

ふたつ目のNGは「ちょろちょろと少しだけ水をやる」こと。真夏の水やりは、あげるときは「これでもか」というくらいたっぷりとが鉄則です。土の表面をちょっと湿らせるだけの「ちょろちょろ水やり」は、実は野菜のためになっていません。
なぜダメかというと、水が土の表面までしか届かないと、根っこも表面近くの浅いところにしか張らなくなるからです。浅い根は、真夏の日差しで表面が乾くとすぐ水切れを起こし、株全体がしおれてしまう。つまり暑さにものすごく弱い「軟弱な株」になってしまうんです。深くまで水が染み込んでいれば、根も深く広く張って、暑さに負けない丈夫な株になります。

特にナスときゅうりは水をたくさん欲しがる野菜です。昔から「ナスは水で作れ」と言われるほど。きゅうりも実の90%以上が水分です。水が足りないと、きゅうりは曲がったり先が細くなったり、ナスは皮が硬くツヤのない「ボケナス」になってしまいます。
目安は、プランターなら底から水が流れ出てくるまで。畑なら一回サーッとかけるだけでは表面を流れるだけなので、ジョウロで2〜3回に分けて、ゆっくり中まで染み込ませます。NG①と合わせて「朝に、たっぷりと」が真夏の水やりの黄金パターンです。

ただし、トマトだけは例外です。トマトはもともと乾燥した土地の出身なので、水が多すぎると味が水っぽくなったり、あとでお話しする「実割れ」の原因になります。トマトは「毎日たっぷり」ではなく「土の表面がしっかり乾いてから、たっぷり」とメリハリをつけるのがコツ。日中に少し葉がしおれても、夕方に元気が戻るなら大丈夫。むしろその方が甘く美味しくなります。
[st-kaiwa2 r]同じ夏野菜でも、水の好みが違うんですね。[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]そうなんです。きゅうり・ナスは「乾く前に」たっぷり、トマトは「しっかり乾いてから」たっぷり。共通しているのは、あげるときは「ちょろちょろ」ではなく「たっぷり」ということですよ。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="NG②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- ちょろちょろ水やりは根を浅くし、暑さに弱い軟弱な株にする
- きゅうり・ナスは乾く前にたっぷり/トマトは乾いてからたっぷり
- プランターは底から流れ出るまで、畑は2〜3回に分けて染み込ませる
[/st-mybox]
NG③ 葉や実に、上から水をかける

みっつ目のNGは「葉っぱや実に、上からバシャバシャ水をかける」こと。真夏の水やりは、葉や実ではなく「株元」(根っこの近くの土)にそっとあげてください。上からシャワーのようにかけるのは、真夏は特にNGです。

- 理由① 病気の原因になる:葉が濡れた状態が続くと、べと病・疫病・うどんこ病などカビの病気が発生しやすくなります。さらに上から勢いよくかけると土が跳ね返る「泥はね」で、土の中の菌が葉の裏について病気を運びます。
- 理由② 葉焼け・実焼け:強い日差しの下で葉や実に水滴が残ると、水滴がレンズの役割をして、その部分が焼けてしまいます。
- 理由③ 実割れ(トマト):実に直接水がかかったり株が急に水を吸ったりすると、中身が急に膨らんで皮が追いつけず、パックリ割れてしまいます。
やり方は、じょうろの先の「ハス口」(シャワーになる部分)を外して、株元の土に直接そっと注ぐイメージです。ホースの場合も、上から全体にかけず、勢いを弱めて株元の地面に沿わせるようにあげます。
株元にそっとあげやすいじょうろ
ハス口が外せるじょうろがあると、株元へのやさしい水やりがぐっとラクになります。容量が大きめだと、たっぷりあげたい夏場に何度も汲みに行かずに済みます。

さらに一歩進んだテクニックが「マルチング」。株元の土の上にワラやバークチップ、刈った草などを敷くだけで、土の乾燥を防ぎ、水やりの泥はねも防いでくれます。病気予防と乾燥対策が同時にできて一石二鳥です。
[st-mybox title="NG③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 水は葉や実ではなく「株元」にそっと。ハス口を外して注ぐ
- 上からかけると病気・葉焼け・実割れのもとになる
- マルチングで泥はねと乾燥をまとめて防ぐ
[/st-mybox]
おまけ マルチングで乾燥&泥はね対策

マルチングは真夏の水やりの心強い味方です。株元に敷きわらをするだけで、土が乾きにくくなって水やりの回数も減らせますし、泥はねを防いで病気予防にもなります。地温の上がりすぎも抑えられるので、夏の暑さ対策としても効果的です。
手軽に使える敷きわら
わらを用意するのが大変なときは、天日干しの敷きわらが手軽です。株元に敷くだけで乾燥・泥はね・雑草をまとめて抑えられます。
まとめ

それでは今日のおさらいです。真夏の水やりで絶対にやってはいけない3つのNGは、こちらでした。
[st-step step_no="1"]昼間の暑い時間にやらない[/st-step] 水やりは朝の涼しいうちが基本。足りなければ夕方に追加。
[st-step step_no="2"]ちょろちょろやらない[/st-step] あげるときはたっぷりと。きゅうり・ナスは乾く前、トマトは乾いてから。
[st-step step_no="3"]葉や実に上からかけない[/st-step] 水は株元にそっと。病気・葉焼け・実割れを防ぐ。
この3つを守るだけで、あなたの夏野菜は真夏の厳しい暑さの中でもぐんぐん元気に育ってくれます。水やりは毎日やることだからこそ、ちょっとしたやり方の違いが大きな差になって表れます。ぜひ明日の朝の水やりから、意識してみてください。
[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]
