[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • オクラがスジだらけで固くなる本当の原因
  • 収穫は「大きさ」と毎日チェックで決める
  • 取り遅れた固い実を必ず摘み取る理由
  • やわらかさの正体は育つスピードだった

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「収穫したオクラを茹でて食べたら、スジだらけで噛み切れなかった」「昨日まで小さかった実が、気づいたらヘチマみたいな大きさになっていた」「最初の頃はやわらかかったのに、だんだん固い実ばかりになってきた」——こんな経験はありませんか?

実はこれ、オクラを育てた人なら、ほぼ全員が一度は通る道です。私も初めてオクラを育てた年は、固くなった実を何本も捨てるはめになりました。

オクラは夏野菜の中でもトップクラスに育てやすい野菜ですが、一つだけ大きな落とし穴があります。それは、実が固くなるスピードが、他のどの野菜よりも速いこと。たった1日収穫が遅れただけで、やわらかい食べ頃からスジだらけの固い実に変わってしまうんです。

[st-kaiwa2 r]うちのオクラも固いんです。品種が悪かったのかしら?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]実は、オクラが固くなるのは「品種のせい」でも「暑さのせい」でもありません。原因のほとんどは、7月からの管理のやり方にあります。逆に言えば、今日お話しする3つの作業さえ押さえれば、9月、10月までやわらかいオクラを採り続けられますよ。[/st-kaiwa1]

オクラが固くなる本当の原因

やわらかいオクラを採り続けるための作業は、この3つです。

[st-step step_no="1"]収穫は「大きさ」と「毎日チェック」で決める[/st-step] オクラに「明日でいいか」は通用しません。

[st-step step_no="2"]取り遅れた固い実は、食べられなくても必ず摘み取る[/st-step] 株に残した1本が、株全体をダメにします。

[st-step step_no="3"]水と追肥で、株の「成長スピード」を落とさない[/st-step] 実は、オクラのやわらかさはスピードで決まっているんです。

なぜそうなのか、一つずつ初心者の方にもわかるように解説していきますね。

ポイント① 収穫は「大きさ」と「毎日チェック」で決める

結論からお伝えすると、オクラの収穫の目安は、実の長さが7センチから8センチのとき。だいたい人差し指くらいの長さです。そして7月以降は「毎日」株をチェックしてください。2日に1回では、もう間に合いません。

[st-kaiwa2 r]スーパーのオクラより、大きく育ててから採ったほうがお得じゃないんですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]その気持ち、すごくわかります。でもオクラに限っては、その「もう少し大きく」が命取りなんです。理由を説明しますね。[/st-kaiwa1]

理由は3つあります。

1つ目、オクラの実は成長スピードが異常に速いから。花が咲いてから収穫サイズになるまで、真夏ならわずか3〜4日。しかも収穫適期の7〜8センチから、固くて食べられない15センチ超えまでたった1日か2日で到達します。朝「まだ小さいな」と思った実が、翌日の夕方にはもう限界サイズ、ということが本当に起こります。

2つ目、オクラは大きくなるほど「筋張って」いくから。オクラの実は本来、種を守るためのサヤです。実が成熟に向かうにつれて、サヤの中に繊維(スジ)がどんどん発達して、種を守る鎧のように固くなっていきます。これは品種の問題ではなく、オクラという植物の仕組みそのもの。だから大きくなったオクラは、茹でても刻んでも、あのゴリゴリしたスジは消えません。

3つ目、夏が進むほどこのスピードはさらに上がるから。梅雨が明けて気温が30度を超えてくると、オクラの成長は一段ギアが上がります。「先週までは2日に1回で間に合っていたのに」という成功体験が通用しなくなるのが、まさに7月なんです。

具体的なやり方は、朝の水やりのついでに株をぐるっと一周見るだけ。オクラの実は上を向いてつくうえに葉っぱと色が似ているので、葉の付け根を下から順番にのぞき込むように見てください。「昨日見たはずなのに」という巨大オクラは、たいてい葉の陰に隠れていたやつです。収穫はハサミで実のつけ根をチョキンと切ります。素手でもぎ取ると茎ごと傷めることがあるので、ハサミを使うのがおすすめです。

[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 目安は人差し指サイズの7〜8cm・迷ったら小さめで採る
  • 7月からは毎日チェック(2日に1回では間に合わない)
  • 葉の付け根を下からのぞき込む・収穫はハサミで

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収穫に使いやすい園芸ばさみ

毎日の収穫は、小回りのきく園芸ばさみが一本あると一気にラクになります。切り口がきれいだと株も傷みにくくなります。

ポイント② 取り遅れた固い実は、食べられなくても必ず摘み取る

もし取り遅れて巨大化した固いオクラを見つけたら、「もう食べられないから」と放置せず、必ずその場で切り取って処分してください。実はこの作業、今日の3つの中で一番サボられていて、一番影響が大きい作業なんです。

[st-kaiwa2 r]どうせ食べられないんだから、放っておいてもいいでしょう? 種でも採ろうかと思って…[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]その株からこれからも収穫を続けたいなら、それは一番やってはいけないことなんです。固い実を1本残すだけで、株全体が「店じまいモード」に入ってしまうんですよ。[/st-kaiwa1]

理由は3つあります。

1つ目、株が「子孫を残すモード」に切り替わってしまうから。植物にとって実をつける目的は、種を作って子孫を残すことです。実の中の種が熟し始めると、株は「今シーズンの仕事はもう終わりだ」と判断して、新しい花を咲かせる力をぐっと弱めます。たった1本の取り遅れが、その後の何十本という収穫を犠牲にするわけです。

2つ目、株の栄養がその1本に吸い取られ続けるから。種を熟させる作業は、植物にとってものすごくエネルギーを使う仕事です。食べられもしない実が、これから採れるはずだった新しい実の栄養を横取りし続ける、いわば「栄養泥棒」なんです。

3つ目、株が疲れると新しい実まで固くなるから。栄養を吸い取られて疲れた株は、新しい実を育てるスピードが落ちます。そして、ゆっくり育った実は小さいうちから固くなるんです。つまり固い実の放置は、収穫量を減らすだけでなく「これから採れる実まで固くする」という二重の被害を生みます。

やることは簡単です。毎日の収穫チェックのときに、取り遅れの実を見つけたら迷わずハサミで切り取る。これだけです。切り取った固い実は、乾燥させてドライフラワーのように飾る方もいます。来年用の種を採りたい場合は、シーズン終盤の9月以降に株じまいを兼ねて数本だけ残すのがおすすめ。収穫最盛期の7月、8月には絶対に残さないでください。

それからもう一つ、収穫と一緒にやると効果的なのが、収穫した実のすぐ下の葉を切る「葉かき」です。風通しが良くなって株の勢いも保てます。葉の切り方は「オクラは切るほど良く育つ!秋まで収穫する3つのコツ」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 固い実は株を「店じまいモード」にさせる栄養泥棒
  • 食べられなくても見つけ次第ハサミで切り取る
  • 種採りは9月以降に・7月8月は絶対に残さない

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ポイント③ 水と追肥で、株の「成長スピード」を落とさない

オクラのやわらかさは、実は「実の大きさ」だけでなく「育つスピード」で決まっています。スピードよく育った実はやわらかく、ノロノロ育った実は小さくても固い。そしてそのスピードを支えているのが、水と肥料です。

[st-kaiwa2 r]小さく採ってるのに、なんだか固いんですけど…[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]それは株の「スピード不足」が犯人です。オクラの実の中では、大きくなることと繊維が固くなることが同時に進んでいます。株が元気で3〜4日で収穫サイズに達すれば、繊維が発達する前に採れるのでやわらかい。でも株が弱って同じサイズになるのに1週間かかると、その間ずっとスジづくりが進んでしまう。同じ7センチでも、片方はやわらかく片方はスジっぽい、ということが起こるんです。[/st-kaiwa1]

オクラは真夏の間、毎日のように花を咲かせて実をつけ続ける、見た目以上の「大食い」です。植え付けのときの元肥だけでは、7月には確実に息切れします。肥料が切れると株のスピードが落ちて実が固くなり、放っておくと花そのものが咲かなくなってきます。実の表面にイボイボが出たり、実が極端に曲がったりしたら、それは株が「栄養か水が足りない」と訴えているSOSサインです。

水切れも同じようにスピードを奪います。オクラは乾燥に強い野菜ですが、それは「枯れにくい」という意味であって「水がなくても実がやわらかい」という意味ではありません。土がカラカラの状態が続くと、株は生き残りを優先して実の生産スピードを落とします。特に雨のない日が続く梅雨明け後は注意が必要です。

具体的には、7月に入ったら2〜3週間に1回のペースで化成肥料をひと握り、株のまわりにまいてください。株元に直接かけると肥料焼けするので、株から少し離してまいて軽く土と混ぜると効果的です。オクラの収穫は10月頃まで続くので、「収穫が続く限り、追肥も続く」とセットで覚えてください。水やりは基本は雨任せで大丈夫ですが、晴れが1週間以上続いて土が乾ききっているようなら、朝にたっぷりあげましょう。

[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • やわらかさの正体は「育つスピード」
  • 7月からは2〜3週間に1回の追肥をシーズン中ずっと続ける
  • イボ果・曲がり果は株のSOSサイン・日照りの朝はたっぷり水やり

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追肥に使いやすい野菜用の肥料

ばらまくだけで効く野菜用の肥料があると、2〜3週間に1回の追肥がラクに続けられます。効果がゆっくり続くタイプなら与えすぎの心配も少なく安心です。

まとめ

それでは今日のおさらいです。やわらかいオクラを採り続ける3つの作業はこちらでした。

[st-step step_no="1"]収穫は人差し指サイズの7〜8cmで[/st-step] 迷ったら小さめで採る。オクラは1日で固くなるので、7月からは毎日チェックが基本。

[st-step step_no="2"]取り遅れた固い実は必ず切り取る[/st-step] 1本残すだけで株が店じまいモードに入って、収穫量も実の質も落ちてしまう。

[st-step step_no="3"]追肥と水やりで株の勢いを保つ[/st-step] やわらかさの正体は「育つスピード」。2〜3週間に1回の追肥と日照り時の水やりで、シーズン最後まで勢いを保つ。

オクラは、この3つさえ守れば7月から10月まで、3ヶ月以上も採れ続ける本当にコスパのいい野菜です。1株あるだけで、夏の食卓のネバネバは自給できます。毎日の1分チェックを習慣にして、やわらかいオクラを山ほど収穫してくださいね。

[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]


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