[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 生姜を絶対に乾燥させない水やりのコツ
- 実を太らせる最大の作業「土寄せ」の意味とやり方
- 栄養を切らさない追肥(土寄せとセットが効率的)
- 夏の強い日差しをやわらげるおまけの日差し対策
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今日のテーマは「生姜(しょうが)」です。特にこの7月、この時期の育て方で、秋の収穫量に本当に大きな差が出てきます。
梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏がやってきましたね。この時期は生姜にとって、ぐんぐん育つ大事な成長の山場。でもその一方で、暑さや乾燥がとても厳しくて、生姜にとってはなかなか過酷な季節でもあるんです。
生姜って、春に植えたあとは意外とほったらかしにされがちな野菜なんですよね。でも実は、この夏のひと手間があるかないかで、収穫のときにゴロっと大きな生姜が採れるか、がっかりしてしまうか、その差がハッキリ出てしまうんです。
[st-kaiwa2 r]「実」って、生姜のどの部分のことですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]私たちが食べる、あの土の中で育つ生姜の部分のことです。正確には根茎(こんけい)と呼ばれる部分なんですが、この記事では親しみを込めて「実」と呼んでいきますね。それでは今日の3つのポイントを見ていきましょう。[/st-kaiwa1]
7月の生姜、ほったらかしはNG

7月の生姜の管理で、実をしっかり増やすためにこれだけはやってほしい3つのポイントです。
[st-step step_no="1"]水やり[/st-step] 生姜は絶対に乾燥させないこと。
[st-step step_no="2"]土寄せ[/st-step] 実を太らせるための、いちばん大事な作業です。
[st-step step_no="3"]追肥[/st-step] 栄養を切らさないこと。
どれも難しい作業ではありません。順番にじっくり見ていきましょう。
ポイント① 水やり ― とにかく乾燥させない

結論から言いますね。7月の生姜は、とにかく乾燥させないこと。これがいちばん大事です。
なぜかというと、生姜という植物は、もともと熱帯の高温多湿な場所で育ってきた植物だから。ジメジメした水分がたっぷりある環境が大好きで、乾燥にはとても弱いんです。土がカラカラに乾いてしまうと、生姜は生育がピタッと止まってしまって、当然、実も太らなくなってしまう。せっかくの夏の成長期なのに、水が足りないというだけで大きく育つチャンスを逃してしまうんですね。
具体的には、朝と夕方の一日2回、土の表面をチェックする習慣をつけてください。表面が乾いていたら、たっぷりとお水をあげます。この「たっぷり」がポイントで、鉢の底や畝の下のほうまで水がしっかり染み込むように、ケチらずにあげてくださいね。特にプランターやポットは地面に植えるよりずっと乾きやすいので注意が必要です。

水やりのタイミングにも注意点が。日中のいちばん暑い時間帯の水やりは避けてください。真昼に水をあげると、土の中で水がお湯のように温まって、かえって根っこを傷めてしまうことがあるんです。あげるなら朝の涼しいうちか、夕方の涼しくなってからがおすすめです。
そしてもう一つ、乾燥対策としてぜひやってほしいのが「敷き藁(しきわら)」です。株元の土の表面に藁や刈り取った草を敷いてあげるだけ。土の表面が覆われることで水分が蒸発しにくくなって、乾燥をぐっと防いでくれます。それだけでなく、夏の強い日差しで土の温度が上がりすぎるのも抑えてくれる。生姜は土がカンカンに熱くなるのも苦手なので、この敷き藁は本当におすすめですよ。
[st-kaiwa2 r]乾燥に弱いなら、水はたっぷり溜めておけばいいんですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]それが、生姜は水がずっと溜まったままのじめじめしすぎる状態も苦手なんです。根っこが傷んでしまうので、水はけのいい状態を保ちつつ「乾いたらたっぷり」というリズムを意識してください。葉っぱがくるっと内側に丸まってきたり、しおれてきたら「お水が足りないよ」のサインなので、すぐにあげてくださいね。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="ポイント①まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 朝と夕方に土の表面をチェック・乾いていたらたっぷり
- 日中の暑い時間の水やりは避ける(朝か夕方に)
- 敷き藁で乾燥と地温上昇を防ぐ(溜め水のしすぎもNG)
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乾燥と地温を防ぐ敷き藁
株元に敷くだけで水分の蒸発と土の高温を抑えてくれます。乾燥に弱い生姜には、夏のいちばん手軽な味方です。
ポイント② 土寄せ ― 実を隠して太らせる

ここが今日いちばんお伝えしたい、実を増やすための最大のポイントです。結論から言うと、7月は株元に土を寄せて、生姜の実を土でしっかり覆ってあげること。
どうしてこれが実を増やすことにつながるのか。生姜は成長していくと、食べる部分の根茎がだんだん上へ上へと育ってきて、土の表面に近づいてきます。そのまま放っておくと、実が土から顔を出して太陽の光に当たってしまう。光に当たった生姜は緑色になって硬くなってしまい、食べられる部分が減ってしまいますし、そこから乾燥して傷んでしまうこともあるんです。

そこで土を寄せて実を隠してあげます。すると実が守られるだけでなく、もう一ついいことが。新しい生姜が育つスペースが生まれるんです。生姜は最初に植えた「種生姜」から、子ショウガ、孫ショウガと、どんどん枝分かれするように数を増やしながら育っていきます。土を寄せてあげることで、この新しく生まれた生姜が伸びていく場所ができて、結果として収穫量がグンと増える。だから土寄せは、実を守る作業であると同時に実を増やす作業でもあるんです。
やり方は簡単です。株元にだいたい3センチから5センチくらい土をかぶせてあげてください。手でもクワでも構いません。茎を傷つけないよう、株の根元にそっと土を寄せます。特に根茎が土から見えて露出している部分があったら、そこには必ず土をかけてあげてください。この土寄せは一回で終わりではなく、生姜の成長に合わせて2〜3回に分けて行うのがおすすめ。だいたい6月ごろ、7月ごろ、8月ごろと、様子を見ながら少しずつ土を足していくイメージです。
[st-kaiwa1]この土寄せ、実は次の「追肥」とセットでやるととても効率がいいんです。というわけで3つ目のポイントに進みましょう。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 株元に3〜5cm土をかぶせて実を光から守る(緑化・硬化を防ぐ)
- 新しい生姜が育つスペースができて収穫量が増える
- 一度でなく6月・7月・8月と2〜3回に分けて
[/st-mybox]
ポイント③ 追肥 ― 栄養を切らさない

結論から言うと、7月は追肥で栄養をしっかり補給してあげましょう。生姜は肥料を切らさないことが、大きく育てる大事なコツです。
生姜は植え付けから収穫まで半年以上もかかる、とても長い期間育てる野菜です。その中でもこの夏の時期はいちばんぐんぐん成長する成長期。体が大きくなる時期はたくさん栄養が必要ですよね。生姜も同じで、この時期にたっぷり栄養を使って葉を茂らせ、実を太らせていきます。途中で肥料が切れてしまうと栄養不足になって、実が思うように太ってくれないんです。
具体的には、化成肥料を株元にパラパラとまきます。量は袋に書いてある規定量を目安に、ペースはだいたい月に1回くらい。油かすなどの有機肥料が好きな方はそちらでも大丈夫です。
そしてここで、さっきの土寄せとつなげます。追肥をするときは、まず株元に肥料をまいて、そのあと上から土を寄せてかぶせる。こうすると肥料が土に混ざって、「追肥」と「土寄せ」が一度にできてしまうんですね。作業が一回で済むのでとても効率的です。ぜひこの「肥料をまいてから土を寄せる」という流れでやってみてください。
[st-kaiwa2 r]肥料が足りているか、どう見分けるんですか?[/st-kaiwa2 r]
[st-kaiwa1]葉っぱの色でわかります。下のほうの葉っぱが黄色くなってきたり、株全体の緑の色がなんだか薄いなと感じたら「栄養が足りないよ」のサイン。追肥してあげてください。ただし「たくさんあげれば大きくなるだろう」と肥料をあげすぎるのは逆効果で、かえって生姜を傷めてしまいます。必ず規定量を守って、ほどほどにあげてくださいね。[/st-kaiwa1]
[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]
- 化成肥料を月1回・規定量を株元にパラパラ
- 「肥料をまいてから土寄せ」で追肥と土寄せを一度に
- 下葉が黄色い・緑が薄いは栄養不足のサイン(あげすぎもNG)
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追肥に使いやすい野菜用の肥料
ばらまくだけで効く野菜用の肥料があると、月1回の追肥がラクに続けられます。効果がゆっくり続くタイプなら与えすぎの心配も少なく安心です。
おまけのワンポイント ― 夏の日差し対策

最後に一つ、おまけのワンポイントです。実は生姜は、強すぎる直射日光もあまり得意ではありません。もともと木漏れ日が差すような半日陰の環境を好む植物なんですね。
ですから、真夏の強い西日がガンガン当たるような場所で育てている場合は、少し日差しをやわらげてあげると生姜が元気に育ちやすくなります。遮光ネットを使ったり、背の高い作物の陰をうまく利用したりするのもいい方法です。日差しをやわらげることは、乾燥や土の高温を防ぐことにもつながるので一石二鳥ですよ。もちろん絶対にやらないといけないものではないので、余裕があればぜひ、というワンポイントとして覚えておいてくださいね。
まとめ

それでは今日のおさらいです。7月の生姜の管理で、実を増やす3つのポイントはこちらでした。
[st-step step_no="1"]水やり[/st-step] 生姜は乾燥にとても弱いので、朝と夕方に土をチェックして、乾いていたらたっぷり。敷き藁で乾燥を防ぐのも効果的。
[st-step step_no="2"]土寄せ[/st-step] 土から顔を出した実に3〜5cm土をかぶせる。実を光から守り、新しい生姜が育つスペースを作って収穫量を増やす。
[st-step step_no="3"]追肥[/st-step] 長い期間育てる生姜は栄養を切らさないことが大事。月1回・規定量を、土寄せとセットで効率よく。
この3つ、どれも特別な道具はいりませんし、慣れればほんの数分でできる簡単な作業です。でも、やるのとやらないのとでは秋の収穫のときに本当に大きな差が出ます。ぜひ今日から実践してみてくださいね。
これからいよいよ夏本番。生姜のお世話をされる際も、こまめに水分をとって、無理のないように涼しい時間帯に作業をしてください。ご自身の体も、どうか大切にしてくださいね。
[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]
