[st-mybox title="この記事でわかること" fontawesome="fa-check-circle" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 8月に植える野菜ベスト5と、まく時期の順番
  • 猛暑でも発芽させる3つのワザ
  • 種袋で見るべき「早生系」と病気に強い表示
  • 失敗する人の9割がやられている植えたあとの管理

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今日のテーマは「8月に植える野菜ベスト5」です。

いきなり結論からお伝えします。8月に植えるなら、白菜、キャベツ、ブロッコリー、大根、ニンジン。この5つです。この5種類を、正しい時期に、正しい品種で、正しい管理で育てれば、秋から冬にかけての家庭菜園は、ほぼ間違いなく成功します。

なぜこの5つなのか。理由はシンプルで、この野菜たちは「涼しくなってから育つ野菜」だからです。育つのは秋なんですが、種をまくのは真夏の8月。ここがポイントなんですね。

[st-kaiwa2 r]でも8月の畑って、地面を触ると熱いくらいですよね。そんな時期に種をまいて大丈夫なんですか?[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]そこが多くの方がつまずくところなんです。普通にやったら発芽しませんし、虫にもやられます。だから8月は「野菜作りで一番むずかしい月」とも言われるんですよ。でも、やり方さえ知っていれば大丈夫です。[/st-kaiwa1]

今日は、初心者の方でもそのまま真似できるように、3つのポイントに分けて解説していきます。

ポイント① 8月に植えるべき野菜ベスト5と、まく時期の順番

まず1つ目のポイントです。結論としては、8月は前半と後半でまく野菜が変わります。ここを分けて考えるのが、一番のコツです。

なぜかというと、野菜によって「暑さに耐えられる限界」と「寒くなるまでに必要な日数」が違うからなんですね。8月に全部まけばいい、というものではないんです。まく順番を間違えると、収穫までにたどり着けないか、逆に大きくなりすぎて失敗します。

では具体的に、5位から順番に見ていきましょう。

第5位:ニンジン(8月上旬〜中旬)

意外に思われるかもしれませんが、ニンジンは8月がベストシーズンです。ベスト5の中で、一番早くまく野菜ですね。

ニンジンは春まきもできるんですが、春だとトウ立ちしやすかったり、育てるあいだ中ずっと暑さと戦うことになります。それに対して夏まきは、暑い時期は発芽と初期成長だけ。涼しくなってからじっくり太っていくので、甘くて色の濃い、おいしいニンジンになります。

ただしニンジンには弱点があって、「発芽さえすれば九割成功、発芽しなければゼロ」と言われるくらい、発芽が難しいんです。ここはポイント②でしっかり解説します。

第4位:ブロッコリー(8月中旬〜下旬)

苗を作ってから植える方法がおすすめです。

ブロッコリーがおすすめな理由は、家庭菜園でのコスパが非常に高いから。真ん中の大きな花蕾を収穫したあと、脇からどんどん側枝が出てきて、そこにも小さな花蕾がつきます。品種によっては、年内から春先まで、ひと株で何回も収穫できるんですね。

しかも、ブロッコリーは寒さにとても強い。霜に当たると甘みが増すくらいです。だから多少植えるのが遅れても、なんとかなりやすい。初心者にやさしい野菜です。

第3位:キャベツ(8月中旬〜下旬)

キャベツをおすすめする理由は、秋冬キャベツがとにかくおいしいからです。春キャベツはやわらかさが魅力ですが、秋にまいて冬に穫るキャベツは、葉がぎゅっと締まって甘い。鍋にしても炒め物にしても最高です。

それと、涼しくなってから育つので、春まきに比べて虫の被害が減っていきます。育ちながら気温が下がっていく、つまり野菜にとって条件がどんどん良くなっていく。これが秋冬野菜の一番のメリットなんですね。

第2位:大根(8月下旬〜9月上旬)

大根が上位に来る理由は、失敗が少なくて、しかも保存が効くから。畑に置いたまま冬越しさせることもできますし、抜いたあとも新聞紙に包んで冷暗所で長く持ちます。

大根は移植を嫌うので、必ず畑に直接まいてください。ここが他の野菜と違うところですね。

ちなみに8月上旬など、早くまきすぎるのは要注意です。暑い時期は害虫の勢いが強く、葉を食べ尽くされることがあります。それに、生育が早く進みすぎて、収穫前に「す」が入ってスカスカになることもあるんですね。大根は焦らないことが大事です。

第1位:白菜(8月下旬〜9月上旬)

栄えある1位は白菜です。理由は3つあります。

[st-step step_no="1"]この時期にまかないと、まず作れないから[/st-step] 白菜には「結球するまでに一定の日数と、ある程度の気温が必要」という条件があります。まくのが遅れると、寒さが来る前に葉が巻ききらず、いつまでたっても開いたままの「巻かない白菜」になってしまいます。逆に言うと、この時期にまける人だけが、あの立派な白菜を手にできるわけです。

[st-step step_no="2"]収穫したときの満足感が段違いだから[/st-step] スーパーで買えばそれなりの値段がする白菜が、畑からずっしり抜けてくる。これは家庭菜園ならではの喜びですね。

[st-step step_no="3"]鍋の季節にドンピシャで穫れるから[/st-step] 11月から12月、一番食べたい時期に収穫できるんです。

[st-mybox title="ポイント①まとめ(まく順番)" fontawesome="fa-calendar" color="#4a90d9" bordercolor="#4a90d9" bgcolor="#f5faff" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 8月上旬〜中旬:ニンジン
  • 8月中旬〜下旬:ブロッコリー・キャベツ
  • 8月下旬〜9月上旬:大根・白菜

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ポイント② 猛暑に負けない品種選びと、発芽を成功させるワザ

続いて2つ目のポイントです。結論からいきます。8月まきは「早生系」と「病気に強い品種」を選んでください。そして発芽させるには、種をまいたあと「日陰と水」を用意してあげること。この2つです。

なぜ早生系を選ぶのか

種をまいてから収穫までの日数が短いからです。8月まきは、どうしても計画より遅れがちになります。猛暑で仕事が進まない、雨が降らない、そんなことは普通に起こります。そこで日数の短い早生系を選んでおくと、多少まき遅れても、寒くなる前に間に合わせられるんですね。保険をかけておくイメージです。

具体的にお話しすると、白菜なら、種袋に「60日」「65日」と書かれているものが早生タイプです。初心者の方には、この60日から65日タイプを強くおすすめします。80日、90日と書かれた晩生タイプは、味も日持ちも優秀なんですが、まき時が厳しく、遅れると巻かないリスクが跳ね上がります。

そしてもう1つ大事なのが、病気への強さです。種袋やラベルに「CR」とか「YR」というアルファベットがついているものがありますよね。これは「その病気に強く育てられていますよ」という印です。白菜やキャベツなら根こぶ病、大根なら萎黄病。畑で一度出ると厄介な病気なので、この表示があるものを選んでおくと、格段に安心です。

[st-kaiwa2 r]覚えることが多くて大変そうです…[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]覚えなくて大丈夫ですよ。ホームセンターで種袋の裏を見て、①まき時が今の時期に入っているか ②日数は短めか ③アルファベットの表示があるか。この3点だけチェックしてください。[/st-kaiwa1]

8月の発芽が難しい本当の理由

理由は地面の温度です。真夏の畑の表面は、日中50度近くまで上がることがあります。ところが白菜やキャベツ、大根といった秋冬野菜は、25度前後で一番よく発芽する野菜たちなんです。つまり、種にとっては暑すぎる。だから発芽しないんですね。

そこで、具体的な対策を3つお伝えします。

[st-step step_no="1"]種をまく時間を夕方にする[/st-step] 朝にまくと、そのあと一日中カンカン照りにさらされます。夕方にまいてたっぷり水をやれば、そこから涼しい夜の時間を長く使えます。たったこれだけで、発芽率が変わってきます。

[st-step step_no="2"]まいたあとに日よけをかける[/st-step] 寒冷紗や遮光ネット、不織布をふわっとかけるだけで、地温がぐっと下がります。持っていない方は、新聞紙を種の上にかぶせて、上から水をかけて湿らせておく方法でも大丈夫です。芽が出てきたら、その日のうちに必ず取ってください。かけっぱなしにすると、今度は苗がひょろひょろに徒長してしまいます。

[st-step step_no="3"]種をまいたあと、土を乾かさない[/st-step] 特にニンジンは、発芽するまでずっと湿っていることが絶対条件です。ニンジンは種を薄くまいて、土は5ミリ程度、ごく薄くかぶせるだけ。深く埋めると出てきません。そのうえで、発芽するまでの1週間から10日間、朝と夕方、表面を乾かさないように水をやる。ここを乗り切れば、ニンジン作りはもう成功したようなものです。

苗を作ってから植えるキャベツやブロッコリーは、もっと簡単な方法があります。セルトレイやポットにまいて、玄関先や軒下など、風通しがよくて直射日光が当たらない場所に置く。つまり、涼しい場所を自分で用意してしまうわけですね。畑と違って移動できるので、猛暑の年ほどこの方法が有利です。

[st-mybox title="ポイント②まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 品種は「早生系(白菜なら60〜65日)」と「CR・YRなど病気に強い表示」
  • 種まきは夕方に。まいたら日よけをかけ、芽が出たらすぐ外す
  • 土を乾かさない。特にニンジンは覆土5mm・発芽まで朝夕の水やり

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ポイント③ 植えたあとの管理。失敗する人の9割はここ

最後、3つ目のポイントです。ここが今日の記事で一番大事なところかもしれません。結論を言います。植えたあとにやるべきことは、防虫ネット、水やり、追肥。この3つです。特に防虫ネットは、8月まきでは必須だと思ってください。

なぜかというと、8月から9月の畑は、虫にとって一年で一番のごちそうの季節だからです。アオムシ、コナガ、ヨトウムシ、アブラムシ。白菜もキャベツもブロッコリーも大根も、みんなアブラナ科。虫が大好きな仲間なんですね。

[st-kaiwa2 r]芽が出た翌日に見に行ったら、双葉が丸ごと食べられて茎だけ残っていたことがあります…[/st-kaiwa2 r]

[st-kaiwa1]それ、本当によくある話なんです。だからこそ、虫が来る前に手を打っておく必要があるんですよ。[/st-kaiwa1]

防虫ネットは「まいた日・植えた日」に張る

これが鉄則です。虫が来てから張っても手遅れです。すでに卵が産みつけられていると、ネットの中で虫を育てることになってしまいます。

網目は1ミリ以下のものを選んでください。細かいほど安心です。大根に来るキスジノミハムシという小さな黒い虫は、目の粗いネットだと入ってきてしまいます。

そして張り方のコツですが、裾をしっかり土に埋めるか、資材で押さえること。上をきれいに覆っても、裾が浮いていたら虫は下から入ります。ここ、意外と見落としがちなポイントですね。

水やりは夕方に

8月から9月上旬は、まだ夏の暑さが続きます。植えたばかりの苗は根が張っていないので、乾燥にとても弱い。植えつけ後1週間は、しっかり水をやってください。時間帯は夕方がおすすめです。日中の暑い時間に水をやると、水がお湯になって根を傷めることがあります。

追肥は2週間おきに

白菜、キャベツ、ブロッコリーは、たくさん肥料を必要とする野菜です。特に白菜は、結球し始める時期にしっかり肥料が効いていないと、巻きが甘くなります。植えつけからだいたい2週間おきに、株の周りに少しずつ肥料をやって、土と軽く混ぜて株元に寄せる。これを2回から3回繰り返してください。

大根とニンジンは間引きを忘れずに

混み合ったまま育てると、根が太らず、又根といって二股に分かれた大根になってしまいます。もったいなく感じても、思い切って抜く。間引いた葉っぱは、おひたしや味噌汁の具にすればおいしくいただけます。

[st-mybox title="ポイント③まとめ" fontawesome="fa-leaf" color="#27ae60" bordercolor="#27ae60" bgcolor="#f5fff8" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"]

  • 防虫ネットは「まいた日・植えた日」に張る。網目1mm以下、裾は土に埋める
  • 植えつけ後1週間はしっかり水やり。時間帯は夕方
  • 追肥は2週間おきに2〜3回。大根・ニンジンは間引きも忘れずに

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まとめ

それでは今日のまとめです。

8月に植える野菜ベスト5は、ニンジン、ブロッコリー、キャベツ、大根、白菜。まく順番は、ニンジンが8月上旬から中旬、ブロッコリーとキャベツが8月中旬から下旬、大根と白菜が8月下旬から9月上旬です。

品種は、日数の短い早生系と、病気に強い表示のあるものを選ぶ。発芽させるには、夕方にまいて、日よけをかけて、土を乾かさない。

そして植えたあとは、防虫ネットを同時に張って、しっかり水をやって、こまめに追肥をする。

この3つを守っていただければ、この秋、あなたの畑は野菜でいっぱいになります。

正直に言うと、8月の畑仕事はきついです。暑いし、汗はとまらないし、正直やりたくない日もあります。私もそうです。でも、この時期にがんばった人だけが、11月に立派な白菜を抱えることができるんですね。今の1時間が、3か月後の食卓につながっています。

まずは種袋を1つ、買いに行くところから始めてみてください。作業は涼しい朝と夕方に。水分補給も忘れずに、無理のない範囲で楽しんでいきましょう。

[st-mybox title="今回の作業に使うもの" fontawesome="fa-shopping-cart" color="#f79256" bordercolor="#f79256" bgcolor="#fff8f5" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold"] 記事の中でご紹介した資材です。お手元にないものがあれば、こちらから確認できます。 [/st-mybox]